«前の日記(■2013-04-22-Monday) 最新 次の日記(■2013-04-24-Wednesday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2013-04-23-Tuesday 会津若松

21日は

朝07:50に仙台駅東側バスタッチから高速バスで会津若松に向かう予定であるが、朝から激しく雪が降っている。

4月の中旬過ぎだから、まさか積りはしないだろうし、私は晴れ男だから大丈夫だとタカをくくっていたら・・・。

会津に向かうバスが高速道路に入ったあたりから益々雪が激しくなって来て、途中のサービスエリアでトイレタイムに降りた時には5㎝ほどの積雪になっていた。

バスは20程遅れの10:35には会津若松駅前に到着した。駅のコインロッカーにスーツケースを預けてキオスクで傘を購入。

まずは、先月、妻が商店街の視察でお世話になった「あねっさクラブ」の山口さんのお店に向かうが、妻はどうも方向感覚がイマイチである。21日に会津に行くとは連絡してあったものの、何時に行くとは伝えていないが一応あねっさクラブの事務所を訪ねたところ誰も居ない。帰ろうかと階段を降りようとした時に偶然山口さんにバッタリ遭遇した。

事務所で山口さんの旦那さんと4人で1時間半ほどいろいろと話をしてから、妻が先月来た際にも昼食を取ったという近くの七日町の「田楽」満田屋に行って田楽を食べる。とても美味しかったが、豆腐の上に乗った焼けた味噌が口の中にくっ付いてしまい火傷をしてしまった。

雪は小降りになったり止んだりもしたが、街中を地図を見ながらグルグルグルグルと歩き回る。気に入った建物があったらフラッと入って見学したり、買い物をしたり、目的地をハッキリと決めないものだから、何度も同じ道を行ったり来たりして、靴の中が雪で濡れてしまって気持ちが悪い。

桜はどこに行っても満開であるが、その花の上に雪が積もっている。

行く先々で「北海道から花見に来たが、雪見になった」と話し掛けると地元の人も「こんな風景は今まで見た事が無い。せっかく遠くから来ていただいたのに・・・」と申し訳なさそうに応えていた。

まぁ、確かに満開の桜の花の上に雪が積もるなんて図はまずないだろうから貴重な経験ではあるが・・・。

3時頃には晴れてきたが、歩き疲れたので七日町駅から電車に乗って会津若松駅まで戻り、4時頃にはスーツケースをコインロッカーから出して町中周遊バスで東山温泉まで行く。

早目に温泉に入ってノンビリするつもりであった。この日の宿は庄助の宿というホテルである。妻が先月泊ったホテルとは別の所に泊りたいというのでネットで調べて決めたのだ。

最初、このホテルには夕食の予約を入れていなかった。会津の街中で美味しい店を紹介してもらって、そこで夕食を済ませてからホテルに入るつもりだったのである。

まさか雪が降るとは思ってもいなかったから、春の軽装でしか来ていないので身体がスッカリ冷えてしまったから、予定を変更してホテルに早目に入ることにしたのだ。

このホテル、部屋も綺麗だし、従業員のサービスもまぁまぁなのであるが、どこかが抜けている感じがした。これこそが「サービス」と「ホスピタリティ」の差というものなのだろう。最後の最後になって詰めが甘い!という感じなのだ。

フロントで名前を告げたら、川と滝が見える窓際の席に案内され、暖かいおしぼりと抹茶と水ようかんが出されて、それを食べながら宿帳に記帳するのだが、従業員の説明に質問したり、頼んでいなかった夕食の要望を伝えるとそれに対する対応がやたらと遅い。あげくにお酒の試飲を勧めておきながら、抹茶を飲んだ途端に部屋に案内すると言う。文句を言っても仕方がないし、酒は後からユックリ飲むからと部屋への案内に同行した。

ガイドブックに、昔懐かしいおもちゃのライフル銃でお菓子などを打ち落とす「射的場」があると載っていたので、秘宝館やストリップなど風情のある温泉街があるのかと勝手に想像していた。そんな温泉街を浴衣掛けに下駄履きで見学しようと思っていたのだが、寒くてそれは不可能だった。洋服のまま外に出たら、温泉街らしきものは何もない。そもそも温泉街を造れるほどの土地の幅がないのだ。山間の狭隘な場所に窮屈にホテルが建っているだけだ。30分ほども奥に歩いたが車も行き換えないほど狭い一本道である。バーや小料理屋などの店も一応あるにはあるがとても入る気にもならないので翌日泊る宿を確認してホテルに戻った。

後は風呂に入るしかない。妻が浴衣に着替えて丹前を羽織ろうとしたらその丹前の紐がほつれボロボロになっている。それくらいかがって縫っておけばよいのにと、取り替えてくれるようにフロントに電話して替えの丹前を持って来てもらったら、この丹前の紐もこれまたほつれたまま。自分の持ち物ではないのだけれども、着ている方としてみれば前の部分だから、いささか格好が悪い。面倒臭いからそのまま着ていたけれども・・・。

1時間お風呂に入ってから20分間の足つぼマッサージを受けていたら、妻がお風呂から上がってきて、自分も食後にマッサージを受けたいと予約を入れたのだ、しかも1時間タップリと・・・。

夕食は部屋食ではない。昔の旅館のように部屋食にすると、その分だけ従業員の数が大勢必要になるから現在の宿は、食事はバイキング方式にしたり食事する場所を一ヶ所に集中させる傾向にある。このホテルは一つのフロアに個室を用意して仲居さんが運んでくるシステムであった。これはこれで良いのだが、メニューをまったく選べないという面がつまらない。せめて自分の食べたいものを数点の中から選びたいものである。

食事も終わり頃になって下からズズンと突き上げる様な衝撃が来た。地震である。スゴイ縦揺れだったから、この後、大きな横揺れが来るのかと身構えたが、横揺れは来なかった。10分後くらいに部屋に戻ろうとしたらエレベータがまだ止まっている。1階上のフロントのある階まで階段で昇ったがこの階には従業員が誰も居ないのである。

普通は誰かがフロントに残って対応しなきゃいけないだろうに・・・。

もう1階階段で昇って部屋に入ってテレビを点けたら会津若松を震源とする地震で震度4であったという。直下型だったから縦揺れだけだったのだろう。雪に地震かぁ〜何だかスゴイ旅行になりそうである。