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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2013-06-11-Tuesday 一喜一憂

一喜一憂ならぬ一憂一喜になった。

順番が逆転したのであるから嬉しいはずなのだが・・・。

先日、ネットオークションで、私がこれまで20年以上も古書店で探し求めてきても見つけられなかったマジックの古書が出品されているのを見つけて驚喜した。

その本の題名は「緒方知三郎先生追想録」と云う。

緒方知三郎さんと云えば医学博士として著名な方であるが、アマチュアマジシャンとしても有名な方で、この方のマジック界への貢献を記した本であるが、薄い冊子であるし、発行部数も少ないから、めったに出て来ない本なのである。

まだ本物を見たことがないから内容は詳しくは判らないが、おそらく奇術の種なんぞは載ってもいないだろう。緒方博士がマジック界に残した功績を、色々な方々が書きしるしたものをまとめた本であろうと推測している。マジックの歴史の研究でもしているマニアぐらいしか欲しがらない本なのである。

マジックの本も多数出版されたKさんと云う方が、ご自身の蔵書をこの5月からネットオークションに出品され始めたのであるが、出品される本は私にとっては宝の山なのである。

それを最初は1円から始めるので、安〜く手に入るものもあれば、逆に競り合って高額になってしまうケースもある。

この本を見つけたのは5月25日、これも最初は1円からのスタートだった。私は当初3000円と云う値段を付けた。こんな本を買う人なんて私ぐらいだろうと思ったのだが、万が一ということもある。この機会を逃したら、今度いつ出品されるかは分からないほど(私にとっては)貴重な本なのだ。

締切り時間は6月1日午後19:59であるが、私はこの1日の晩は会合があってPCの前に張り付けない。5時40分に家を出る時点では36件の入札で1100円であるし、3日前からは入札がされていないから、これはもう私のモノだろうと思った。

だが、留守間に何があるか分からない。この本は絶対に手に入れたいと思ったので万が一を想定して7777円と云う値段を入れておいたのである。

会合が終わって、帰宅してすぐにPCを開いてヤフオクを見たら、何と8000円で落札した人が居たのである。

締切り時間ギリギリのわずかの時間に何度も何度も競り続けて、最終的に150件もの入札がされていたのだった。悔しいこと、悔しいこと。

こんなことだったら会合を欠席すれば良かったとか、もっと高額で入札しておけば良かったと悔やむ事暫しであった。

ところが・・・。

今日になって出品者のKさんから、「落札した人が辞退してきたので、あなたが繰り上げで落札できる」と連絡が入ったのである。

ヤッタ〜!まだ私はツイテいると思ったのである。

最初に落札した人は、勢いで「再入札」を押し続けて金額を競り上げてしまったのだろう。が、後から冷静になって、よ〜く考えてみたら、こんな本に8000円も出すなんてと後悔して辞退したのであろう。

私にも経験がある。アツクなってしまうと後先考えずに「再入札」を押し続け競り合ってしまって後悔するのだ。

まぁ、高い買い物だが、マニアにとっては値段ではない。とにかく手に入れる事が出来たのだから私はまだツイテいるということだろう。