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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2013-07-25-Thursday 風立ちぬ

映画「風立ちぬ」を観てきた。

このところスケジュールが一杯に詰まっていて、なかなか映画を観る時間がない。昨日も18:30〜20:00までは「勝毎アカデミー」のマジック教室の講師を務めていたが、妻が映画が観たいと言う。

新聞で上映時間を調べると20:30〜とある。これならマジック教室が終わってからでも観る事が可能なのでこれを観ることにした。

「風立ちぬ」はスタジオジブリの宮崎駿監督の最新品で、大人のアニメーションという触れ込みである。

ポスターには「堀越二郎と掘辰雄に敬意を込めて〜」と書いてある。

調べてみたら、堀越二郎はゼロ戦などの飛行機の設計者であるし、掘辰雄は小説家であるようだ。

掘辰雄の小説「風立ちぬ」は『美しい自然に囲まれた高原の風景の中で、重い病(結核)に冒されている婚約者に付き添う「私」が彼女の死の影におびえながらも、2人で残された時間を支え合いながら共に生きる物語。』という話らしい。

この小説を下敷きにして実在の人物である堀越二郎を融合させたアニメのようである。だから実際の堀越二郎の話ではないようだ。

アニメの出来としてはとても良い作品であると思う。ただ一点だけ気になって最後まで違和感が取れず終いだったのは、主役の堀越二郎役の声優の声であった・・・。

この声優はアニメのエバンゲリオンの監督である庵野秀明という人らしいが、一本調子で朴訥でなんとも素人ぽ過ぎる。

宮崎駿は「トトロ」の時にも糸井重里を起用したが、こちらもいただけなかった。なんだかシックリこないのである。

おそらく宮崎駿にしてみると、逆にそれがこの主人公の声そのものと云うイメージなのだろうが・・・。

大人の向けのアニメということで、やたらキスシーンが出てくるし、やたらとタバコを吸う場面が出てくる。

たしかに昔の人はよくタバコを吸っていたが・・・。

きっと、宮崎駿もチェーンスモーカーなのだろう。昨今の嫌煙の風潮に、昔はこうしておおぴらにタバコが吸えたのに・・・というノスタルジーが含まれているのではないかとも感じた。

映画は2時間15分ほどもあって、アニメにしてはかなり長めの映画である。夢の場面がしょっちゅう登場するし、ドイツなどにも場面が移動するので、時間の経過や場所の移動など場面転換には子供はついていけないかもしれないなぁと感じた。

でも、なかなかに面白い映画であった。