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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2013-08-10-Saturday 不愉快

9日のブログに掲載したのは

8月8日の勝毎に掲載された私の寄稿文だが、不愉快なことが2点あった。まずは私の名前を間違えて「利昭」としてあることだ。昨日今日の付き合いじゃあるまいし、「論壇」欄の執筆者としても何度も登場してる私の名前を間違えるなんて・・・。

2点目は筆者である私の承諾なしに勝手に文章を変えていることだ。

常用漢字以外の漢字を使用して直されることはよくあることだ。これは新聞には使えない漢字だから仕方がない。どうしてもその漢字を使用したい場合はルビを入れてもらって使う場合もあるが、それも相談の範疇である。

私がわざわざ香具師の口調を真似て書いているのに、それを平易な文章に勝手に直すというのはイタダケナイ。

作者の意図をまるで理解していないからだ。

字数が合わなくて収まらないというなら、私が書き直せば良いことである。連絡も無しに勝手に直してもらっては困る。

以下に私が送った原稿をそのまま載せる。

私が書きたかった意図が分かるはずだ。

「大道芸の見(味)方」

さァてお立ち会い。ご用とお急ぎのない方は、しばらく私の話を聞いてもらいたい。ただいまよりは北の大地de大道芸フェスティバルの始まり、始まり〜。

すっかり夏の風物詩となった大道芸も今年で12年目(実行委員会組織になってからは10年目)になる。2002年にたった一組の芸人(現:ファニーボーンズ)からスタートした帯広の大道芸も、手作りの運営が家族的で楽しいと、核になる芸人が、これはと思う芸人に声を掛けて誘うという珍しいスタイルで出演者を決めているから、少人数ながらも超一流のパフォーマーが揃う大道芸フェスティバルとして知る人ぞ知る(知らない人は知らないが・・・)フェスティバルへと成長した。つまり、一流の芸人が、一流と認めた芸人にだけに声を掛けて招聘しているから、自然と芸の質が高くなる仕掛けである。

今年の参加者は9組。中国雑技の達人から、コメディ、パントマイム、ジャグリングに音楽にペインティングなど多彩な超一流の芸達者が揃った。帯広初登場が4組いるから新鮮さもタップリ。

大道芸は芸人と観客が一体となって作りだす路上のエンターテインメントである。観客もただ見るだけではなく、一緒になって場を盛り上げるノリが楽しく大道芸を見るカギだ。  

芸人から「お手伝いを!」と頼まれたり、芸の途中で「イジラレタリ」した時は恥ずかしがらずに気持ち良く対応しよう。演技に参加すると別な楽しみ方もできる。また、芸人と親しくなるチャンスもあるボランティアも募集しているので、手伝いたいという方は勝毎事業部まで連絡してほしい。

大道芸には劇場(ハコ)が無い。いわば路上の空間すべてが劇場だから入場料は掛らないが「投げ銭(なげせん)」という習わしがある。演技が終わってから、観客がお金を払うことを言うが、出すも、出さないも、金額の多寡も観客の自由である。スゴイ芸だと感心したら財布丸ごと出すのもアリだし、つまらないと思ったら払わずに立ち去るのもアリなのだが・・・、でも、なるべく多く入れてやって欲しいなぁ。

演技終了後に芸人が帽子などを持って立つ。その際、「投げ銭」だからと本当に投げるのはとても失礼な行為、キチンと帽子に入れに行ってほしい。

大道芸人はギャラがないから原則「投げ銭」が収入のすべて、だから、この投げ銭集めも芸の一つ。投げ銭集めが下手だと、いくら芸が素晴らしくても生活が苦しい。大道芸人というのは音響係から集金係まで何でもかんでも兼務しているパフォーマーなのである。

帯広では路上でのパフォーマンスは、「平原まつり」のとき以外には基本的に禁止されているから、ぜひ、この少ない機会に大道芸を楽しんでもらいたい。

最終日には出演者全員が登場するファイナルステージも用意しているので、そちらもぜひお楽しみに。