テレビを点けたら2020年の夏季オリンピック開催地に東京が決まったと放送していた。
昨晩、寝る前にはたいして感心も持っていなかったし、私の予想では東京開催は難しいなと思っていたが・・・。
誘致活動費用に75億円使ったとか言われているが、まぁ、東京のロビー活動が上手くいったということなのだろう。開催国に決まったのだからドブに捨てるようなことにはならなかったのだろうが、でも、あまりスッキリする話ではないなぁ〜。
1964年の東京オリンピック開催の時には私は6歳であった。テレビにかじりつくように観ていた記憶がある。特に体操が大好きであった。
「鬼に金棒」をもじって「小野に鉄棒」と言われていた小野喬の鉄棒に魅了され、将来は体操選手になりたいなんて思ったほどであった。
あの当時は秋の10月10日の開催で、それを記念して体育の日が創設されたようだが、現在のオリンピックの日程は7〜8月にかけて開催されるという。
まぁ、あの当時とは違ってクーラーが完備されているから屋内競技は大丈夫だろうが、屋外での競技なら今年の様な猛暑やゲリラ豪雨など心配事が多い。
もっとも心配なのは福島第一原発の放射能だが、安倍首相が「問題ない」と自信満々で答えていたが、あの自信の根拠はいったいどこにあるのだろうか。
汚染水の問題はまだ解決の糸口も見いだせていないのではなかったか?
前日のニュースで福島の女性が「オリンピックを誘致している国と、原発事故の残っている国は同じなのでしょうかね」みたいな発言をしていたが、私も同感である。
確かにオリンピックを開催することで経済効果は上がるのであろうが、これ以上東京に集中させてどうするというのだろうか?
あまり浮かれているような状況でもなさそうに感じる。
まぁ、せっかく開催がきまったのだから、オリンピックを開催することで、原発事故の収束に全力を挙げることにつながるなら、まだしもである。