これだけ多くの事故が起きているのに、今月1日に札幌近くの函館線苗穂ー白石間で札幌発函館行き特急スーパー北斗6号が45㎞/h以下の徐行運転と定められているカーブを35㌔超過の時速80㌔で走行していたことが4日に判明したというニュースがまたあった。
普通、こういう状態の時は、事故などが起きないように細心の注意をはらうのが常だと思うのだが・・・。
しかし、逆にJR北海道はますます事故や不祥事が多発している。以前にもこのブログに書いたが、わざとやっているようにも感じてしまうほどだ。
いったいどうなっているのか?
上と下との意思の疎通も良くないようで、JR本社の上層部は状況を把握できていないという。
乗客の安全を何と考えているのだろうか。
確かに、JR北海道は、分社化された他のJRの中でも経営が厳しい会社であろう。しかし、だからといって安全性を軽視して良い訳がない。
公共交通機関として、優先順位の第一位は安全性でなければならない。リーダーにその意識が低いから、部下もそうなっていく。
衰退する組織はリーダーが腐っている事が多い。腐ったリーダーが下の者に指示をしても、リーダー本人にモラルが欠如していたら、下の者が言うことを聞くはずもない。
見識とモラルのあるリーダーがいなければ、ダラダラと崩れていくのだ。
JR北海道は解体的な大掃除をして、一からやり直さなければ再生は難しいだろう。