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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2013-10-05-Saturday 偽装

三重県で大掛かりな米の偽装が発覚した。

三重県の三瀧商事という大きな会社が、三重県産こしひかりと称して加工米や中国産米やアメリカ産米などを混ぜて8年も前から販売していた。

三重県のスーパーなどでも弁当やおにぎりとして大量に販売されていたという。

表示を信じて買うしかない消費者をバカにした犯罪で、金儲けの為ならどんなことでもやるという悪しき意識である。

こんなことをやって儲けても後味が悪くはないのだろうか?

これもどうやら社内からの告発で判明したようであるが、本来なら告発者が現れる前に社内でこういうことはやってはいけないという幹部社員がでてこなければならないのに、そういう良識ある社員はいなかったのだろうか。

会見していた社員は「商売の機会を失いたくなかった」と言っていたが、この会社は地元三重県では超優良企業ということだったらしいから、これは単なる言い訳でしかないだろう。いや、むしろ、超優良企業どころか、今回の事件をきっかけに調べてみたら、とんでもない会社だったのかもしれない。

表面上に現れる事象だけを見ていると本質を見誤ることが多い。

この会社がやったことは、消費者の信頼を裏切る行為で、ひょっとするとこの事件で倒産することになるかもしれない。

商売の機会損失どころか、会社そのものの損失につながる。良心の呵責にさいなまされて告発した人は苦しんだろうが、商売倫理の欠如した組織はやがて淘汰されるのである。