クライマックスシリーズ(CS)は変だ。
確か去年の今頃にも書いた記憶があるが、特に今年のCSは異常事態である。
いったい何の為に144試合を戦っているのか。1年で144試合も戦って優勝したチームが短期決戦で、もしも敗れたら日本シリーズを戦えなくなるなんてまったく意味が判らん!
単なる客集めの金儲けのためにやっているなら、こんなバカなことを続けていたらファンが離れていってしまうのではないだろうか。
プロ野球のファンをやめた私が言うのだから間違いない!
特に今年のセ・リーグは最悪のCSであろう。何せ、3位の広島は144試合で69勝72敗3分なのだ。3つも負け越しているのだ。勝率が5割に満たないチームが3位だからとCSに出場して、2位の阪神を破ってしまった。
ちなみに阪神はいちおう73勝67敗4分で勝ち越していた。
84勝53敗7分で2位以下を圧倒していた巨人が、このCSでも広島から順当に2勝を挙げ、インセンティヴの1勝分があるから日本シリーズに王手を掛けてはいるが、短期決戦では何が起きるか分からない。
もしも、これから4連敗なんてことにでもなったら、どうするのだろうか?
メディアは「下剋上」なんてクダラナイことを言ってはやし立てているが、これはゴマカシ以外の何物でもない。
こんな制度なら、あえて優勝なんて狙わずに、最初から3位を狙って戦いリーグ戦の終盤にピークを持っていってCSで勝って日本シリーズでも優勝する戦略なんてことを考え出す監督も出現するかもしれない。
いずれにしろ、144試合を意味の薄い戦いにする愚行であることは確かであろう。こんな制度は止めるべきであると思う。