翌日から所用の為、名古屋に向かう、妻も一緒だ。妻は名古屋は初めてだと言うので近場で観光をすることにした。
名古屋駅に隣接した高層のホテルに宿泊するのだがチェックインの時刻まではまだ時間がかなりあるからホテルに荷物だけ預けて、まずは定番の「名古屋城」に行く。
お腹が空いたというので、私はいつも名古屋に来たら食べに行っている「味噌煮込みうどん」を食べに山本屋総本店に連れていこうとすると、妻が「あの煮込みうどんは貴方がお土産に買って来た時に食べたが固くてタレがしょっぱくて嫌いだ」とわがままなことを言う。
仕方がないから、名古屋城内にある「きしめん屋」で食べた。私は逆にこのきしめんというのは平べったくてすすり食いがし難いからあまり好きではないのだが・・・。きしめんも名古屋名物だからまぁ良いか。
妻は名古屋案内の旅行雑誌を事前に買って研究していたようだ。次は科学館に行きたいと言う。
科学館には私もまだ行ったことがない。何でも大きなプラネタリュウムが有名なんだとか。おいおい一昨日サンシャインで見たばかりじゃぁないか?14:30頃に科学館に着いて受付に行ったら、このプラネタリュウムは人気があるらしく最終回の16:30〜の回しか空席がないという。その前の3回はすでに満席で売り切れであった。
そうか、そんなに人気があるならサンシャインのと見比べてやるかと思い直して、上映時間まで科学館で遊ぶことにした。
子供向けの科学館であるが、展示物も面白いし、各種の実験なども体験できるから大人が行っても十分に楽しめる。
暫し童心に帰って楽しんでみた。
さて、プラネタリュウムであるが、はっきり言ってサンシャインの方が面白かった。
恐らく「アイソン彗星」のことを見せるつもりだったのだろうと思うが、肝心の彗星が29日未明に消滅してしまったから、急遽予定を変更したのではないだろうか?
携帯電話などのカメラで星を上手く撮影する方法なんてものを、やるものだから、途中、眠くて眠くて、何度かストンと眠りに落ちては、また気を取り直して見ようとするのだが、また眠ってしまうということを繰り返していたのであった。結局50分間の上映時間の内の半分は寝ていたように思う。
夕食は「鶏の手羽先の唐揚げ」が有名なんだとガイドブック片手に妻が言う。もう行き先は決めているようだ。
科学館の前からタクシーに乗って運転手さんに「栄」近辺の有名店に連れて行ってもらったが、降ろされた場所は閉店していたから、次に有名な店に入った。
他の客も観光客風である。とりあえずビールとその手羽先の唐揚げを注文したが・・・、出てきた唐揚げは胡椒がタップリというか、胡椒で真っ黒というか、見るからに辛らそう。
一口食べたら、頭のテッペンから汗が流れてきた。
かなり甘辛〜い強烈な味である。
名古屋の人って濃〜い味が好きなのだろうか?
北海道もかなり味は濃い方であるが、名古屋の味に比べたら、薄味にしか感じないほど強烈である。
京都の洗練された薄味とは違って、ドギツイ郷土料理って感じかな。
すぐに別の店に移って腹を満たしてホテルに戻ったが・・・。
高級なホテルで部屋も広く快適なのではあるが、最近は年を取ったせいなのか、大浴場付きの安ホテルの方が落ち着くようになったのである。