妻に何処に行きたいか?と尋ねたら「水族館に行きたかったけど、月曜日は観光施設はほとんどが休みだ」と文句を言う。
「神社なら休みはないから伊勢神宮に行きたい」と言い出した。が、さすがに伊勢神宮に行って帰ってくるには時間が足りない。
熱田神宮ならこの近くだからとまずは熱田神宮に行くことにした。
コンシェルジュに尋ねたら、名鉄の名古屋駅から2駅目の神宮前で降りたら徒歩3分だと言う。大きな荷物はホテルに預けて出発した。
コンシェルジュに言われた通りに行ったら、どうも由緒ある神社の入口という雰囲気が感じられないのだ。その入り口から入ると結婚式をする会館の前を抜けてすぐに本宮に出た。つまり横からショートカットして入ってしまったらしい。
それでも、まずはお参りをして、お札やお守りをお土産に購入して、宝物殿などを見学してから今度は正門の方から出ることにした。
妻はこんなお参りの仕方では御利益が少ないだろうから、もう一度お参りをし直すと言い出したのだ。
正門の目の前に「ひつまぶし」で有名な「蓬莱軒」という店の看板が目に入った。時間は11時45分である。まだ人は並んではいなさそうだ。
もう一度お参りし直す前に、まずは腹ごしらえということになって入店したら、中は客で一杯であった。やはり人気のある店なのだろう。
ちょうど時間もグッドタイミングである。
私もウナギは好物である。妻はさっさとひつまぶしを注文した。同じものを二つ頼んでも面白くないから私はうな丼の上を注文することにした。
妻の注文したひつまぶしはうな丼のウナギを細かく切ってあるだけで味に違いはなかった。最初の一杯目はそのまま食す。二杯目はお茶漬けにして薬味を入れて食す。ただ、それだけのことである。私も途中からうな丼にひつまぶしの出汁を掛けてお茶漬けにして食べたから同じことであった。
値段はひつまぶしが3100円、うな丼の上が2500円である。値段の差の600円は薬味と出汁代とウナギを細かく切るだけならちょっと高いかも・・・。
腹を満たして再度正門からお参りし直した。今度は御利益があるかな?
神宮から「栄」に戻る。開いている観光施設が少ないから「テレビ塔」に昇るという。名古屋のテレビ塔は日本で一番古い塔だという。シースルーのエレベータに乗って地上90mの高さまで昇ると、高所恐怖症気味の私にはこのエレベータは遊園地の遊具よりも迫力があった。天気は快晴で温かいし風もない。遥か先まで見えるので結構楽しめたのであった。
この塔から名古屋の街を眺めていたら、すぐ下に奇妙な建築物が見える。昨日行った科学館にあった名古屋の街のパノラマ模型でもあの変なものは何かしらねと言っていたものだ。広場に地下までの大きな穴が開いていてその穴の天井には透明屋根状のものが掛かっている。
塔を降りて行ってみたら「水の宇宙船」とか書いてある。
エレベータで4階の屋上まで行ってみた。
屋上の回りは陸上競技場みたいなオーバルに歩けるようになっていて中央部には薄く水が張ってある。
どういう趣旨で作られた建物かは知らないが、これを壮大な無駄と考えるのか、建築芸術としてのチャレンジと考えるのか微妙なところである。
地下に降りてみたら小さなスケートリンクになっていて、その周りには物販店や飲食店があり、その先は地下街や地下鉄やバスターミナルにも繋がっている。
何かイベントやる時には有効な施設なのだろうか?でも良く判らん!
名古屋の建物は変わった建物が多くて面白いが何だかあか抜けないように感じるなぁ。
用事を済ませて、中部国際空港、通称セントレア空港に向かう。
私も初めて利用するが、羽田の国際空港部分にも似たデザインであった。電車とも直結しているし、名古屋駅にも近いから小牧空港よりは便利である。ここから新千歳空港に飛ぶのである。