テレビで山田洋次監督の「小さいおうち」というディズニーのアニメ映画のような題名の映画が25日封切りだと宣伝をしていたので、これを観ようということになったのだが・・・。
帯広の映画館では上映していないのだ。
すっかり映画を観るモードにスイッチが入ってしまっているから、何か別な作品でも観ようかと新聞の映画案内欄を見たのだが、子供向けの作品ばかりであるし、他の大人向けの作品はほとんど鑑賞済みである。
一体誰が上映作品を選んでいるのか知らないが、上映作品を選んでいる人と私とではどうも嗜好が異なるようだ。
観に行く時間帯も関係するから、中から「ゼロ・グラビティ」という作品を選んだのである。
予告編でチラッと観た記憶があったがどうやら宇宙の映画のようだ。
しかも3D映画である。洋画の3D映画は吹き替え版だからあまり好きではない。やはり本人の声で観たいからだ。
この映画にはほとんど2人しか登場しない。サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの2人である。
映画館は意外にも混んでいたので驚いた。封切り後2週間ほども経っているのというのに・・・。
しかし、混んでいるとマナーを知らない客が紛れ込んで居るのが困りものだ。映画の途中で携帯電話が鳴りだし、何とその男性は会話を始めたではないか。何人かが咳払いをして会話を止めさせようと促したが・・・。
私と妻は列の右端側に座っていたが、映画の途中で左端側から2番目に座っていた女性が立って外に出て行った。トイレが電話であろう。戻って来たら右側の私たちの前から席に着こうとする。私たちの席の前にはポップコーンや飲物の紙コップを入れたカゴを置いてあったのに、それを踏んづけながら6人程の前を通って自分の席に座ったのである。常識の無い奴が多過ぎる。映画よりこっちの方に腹が立ったのであった。
例によって映画のストーリーについては詳しくは書かないが、いくらSF映画とは云いながらも「ソンナ、馬鹿な」という荒唐無稽な場面の連続であった。
隣に座っていた中年の女性はラストで涙を流していたが・・・。私は笑いをこらえるのに必死であった。
唯一、3D映画だから、目の前に何かの破片が飛んで来るシーンで思わず身体が反応して除けてしまったことだけが面白かった。
何故、こんなに混んでいたのか不思議である。