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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2014-01-28-Tuesday 地球環境問題

27日に銭湯に行った時に

サウナ風呂のテレビではテレビ朝日系列でビートたけしが司会をしている「TVタックル」と云う番組が映っていた。

私が入った時には、地球環境問題でいわゆる地球温暖化(気候変動と訳すのが正しいのだが)の主原因がCO2(二酸化炭素)か否かと云う問題で論争している場面であった。

サウナには10分前後しか入っていられないので、結論までは見ていないが・・・。

東京工業大学の丸山某教授が「地球温暖化の原因がCO2だという二酸化炭素主犯説は間違いである。雲が原因である。地球はむしろ寒冷化に向かっている。」という様な論旨の発言をしていた。CO2が主原因だとする気象予報士の森田某と論争していたが・・・。

私は科学者ではないから誰の論理が科学的に正しいのかは判らないが、この丸山教授の言っていることに共感した。

私は1991年に帯広青年会議所(JC)の「都市環境問題委員会」の委員長を拝命した。帯広JCでは初めて冠に「環境」という文字が付いた委員会であった。

就任前にこの委員会の委員長として1年間何をやったら良いのかが判らなくて、やたらと「環境」と名の付くものを勉強したのだが、結局「都市問題」以外にも「地球環境問題」を取り上げることにしたのであった。

当時の地球環境問題は今日のように一般の人が関心を持つような問題ではなかったし、ゴミの分別すらまだやっていない時期でもあった。企業も地球環境問題は経済活動の邪魔になると敬遠していた時代でもある。

今日のように地球環境問題を考慮しない企業は生き残れないなんていう時代が来るとは隔日の感ががある。

この当時に勉強したことにいわゆる「地球温暖化」の問題があった。この当時から「地球温暖化」というのは「気候変動」の誤訳であることから本来の問題とは異なったイメージで伝わってしまった感がある。

正式にはUnited Nations Framework Convention on Climate Changeであるから、正確に訳せば「国連気候変動枠組条約」となるのである。この英語のどこにも「温暖化」などという言葉は入っていないのだが、特に北海道の人は、温かくなるのは大歓迎というイメージが強かったように思う。

この時代からいわゆる「温暖化」の主原因は産業革命以後に工業などで人為的な二酸化炭素の排出量が増えた為であるとの「CO2主犯説」が主流であり。私もこれを長い間信じていた。

しかし、数年前から疑問に感じ始めたのである。

それは二酸化炭素の「排出権」の売買というビジネスが横行し始めた頃に起因する。

この「排出権の売買」というのは、工業先進国が、まだ十分に工業が進んでいない後進国から、二酸化炭素を排出する権利を金で買うというもので、先進国は金さえ払えばそのまま二酸化炭素を排出しても良いというものである。

何のコッチャと思った。

二酸化炭素の排出が地球温暖化の主原因ならば、早急に二酸化炭素の排出量を抑えなければならないだろう。それなのに排出する権利を金で買うということは排出量は総体で何の変化もしないということになる。

一般家庭の排出量を減らしても、工場がドンドン排出しては意味がないだろうに・・・。

これには、大きなマヤカシがあると感じたのである。

新たなビジネスを作り出して儲けようとする悪い奴等が居るのではないかと。

丸山教授の説が正しいのか間違っているのかの判断は出来ないが、地球環境問題の本質とはかけ離れたところで妙なビジネスが横行していることだけは確かである。それも世界的に・・・。