復興支援で、岩手県山田町から緊急雇用創出事業を受託したNPO法人「大雪りばぁねっと(旭川)」の元代表理事の岡田栄悟容疑者がようやく今日逮捕された。
岡田容疑者はかねてから容疑を否認しており、逮捕当日もテレビの取材を受けていたが・・・。
何だか「ロス疑惑」の三浦和義を彷彿とさせる厚顔無恥という感じがモロに出ている。
恐らくこう云うタイプの人間は、思い込みが激しくて、空想というか妄想というか、自分の頭の中で描いたストーリーを現実だと思い込んでしまうのだろう。詐欺師によくいるタイプである。だから、恥ずかしいという気持ちがまったくないのだろう。「俺が一体何を悪いことをしたのだ」と本気で思っているかもしれない。
いわゆる「サイコパス」というもので、日常的に犯罪を楽しんで行なう性質があるのではないだろうか。
それにしても、逮捕まで随分と時間が掛かったものである。
これは私のまったくの想像だが、復興支援のお金で、オイシイ思いをした人間が山田町の職員の中にも複数いたのではないだろうか。だから、岡田の悪を追求すると自分たちも火の粉を被ってしまう可能性があるから、なかなかこの岡田の悪を追求できなかったのではないだろうかと想像している。
報道によると「大雪りばぁねっと」は復興支援を手掛ける前は年間の予算が600万円程度の活動しかしていなかったという。それがいきなり数億円もの予算が与えられれば、金銭感覚がおかしくなるのも道理である。
満足な身元調査もせずに、こんな奴に数億円もの金を預けた山田町側の責任も大きいだろう。
おそらく、余所の町村でも、この種の犯罪的行為が今回の復興支援では少なからずあったのではなかろうかと思われる。
緊急に付いた予算だし、普段の予算とは異なって、自らの自治体側の負担も無かったのだろう。結局は、山田町も岡田容疑者も双方が「他人の金」的な感覚であったのだろう。
それにしても、先の年金の坂本某にしてもそうだが、他人の金なら湯水の如くに金を浪費して、捕まっても返す金などもう無いぞみたいにケロッとした顔をしている奴をみると腹が立つ。
真相を究明し、少しでも取り戻してもらいたいものである。