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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2014-02-06-Thursday 北海道総合開発委員会

札幌で北海道総合開発委員会の

会議があり日帰りで出張して来た。

この北海道総合開発委員会というのは、北海道の平成20年からの10年間に亘る総合的な計画である「新・北海道総合計画」の中核を担う委員会で、私は平成18年4月21日に参与に任命され、計画部会のメンバーにも重複して就任し計画づくりから関わったのであった。

計画が出来た後も、推進状況の点検と評価をする為に、以来今日まで8年間参与として関わってきたが、北海道庁の規定で同じ委員に就任できる期間は8年間が限度ということなので、この3月末で退任することになったから、今回の会議が私が出席する最後の総合開発委員会ということになるのである。

札幌出張に際して、このところのJR北海道は時間通りに運行されるかとても不安である。

つい先日も知人がJRで帯広入りするので、帯広駅まで迎えに行ったのだが、すれ違う列車がエゾ鹿と衝突したということで到着が1時間20分も遅れたばかりである。

鹿に衝突しないまでも、冬は雪でも降ったら、それだけでも遅れるから、会議の開始時間よりはかなり早目に到着する列車で向かうことにしたのだ。

会議開始時間は14:30からであるが、12:30には札幌駅に到着する列車で向かった。ちょうど札幌雪まつりも始まったことだし、早目に着いても雪まつり会場をうろつけば時間が潰せると考えたのである。

列車は10分ほどの遅れで到着した。地下道を歩いて大通会場まで向かったが、人の多いこと、多いこと。外人が多いことにも驚いた。韓国や中国からも随分大勢の観光客が来ているようだ。

テレビ塔の前の通路から地上に出たら、建設現場の足場が高く積まれている裏側に出た。

エッ〜雪まつりの雪像の裏側ってこんなに足場を使うのかと思って前の方に向かったら、何とスノーボードの大会用に作られた坂だと分かった。

平坦な大通公園にこんな巨大な人工の坂を作ってしまうのだから、さすが札幌雪まつりの予算規模は違うなぁ〜。

でも大通公園会場の雪像はあまりパッとしなかった。目に付いたのは自衛隊が造ったウィンタースポーツの像くらいで、氷像の方が多いように感じたほどだ。

何だか、飲食と土産物の売店ばかりが目に付いた。

昔の雪まつりを知っているだけに、商業主義が進み過ぎているような感じがしたのである。

会場を一回りしてから会議に出席した。

会議では委員全員が一言ずつ発言するが、私は「札幌方面の降雪量の多さに驚く、帯広にはほとんど雪が無い。札幌への人口の一極集中が言われているが、北海道から本州への人口流出もある。その原因の一つは、日本海側の豪雪にもあるのではないだろうか?少子高齢化で除雪がままならなくなり、屋根の除雪で何人も死んでいる。我田引水に聞こえるかもしれないが、北海道として雪の少ない道東方面に積極的に人口を移す政策を取る必要があるのではないか・・・。」という話をした。

札幌の1年間の除雪費だけで150億円もの金が掛かっている。世界的に見てもこれだけの豪雪地にこんなに人口が多い街があるというのは少ない事例であろう。寒いのは服を着たり、暖房をすれば何とかなるが、雪はやっかいものである。

北海道は日本列島から東に大きくズレているから、どうしても道南・道央から開発が進んだが、これからは発想を転換して、雪の少ない地方に住むべきであろう。

それが北海道全体の人口を減らさない政策になると思う。