«前の日記(■2014-02-26-Wednesday) 最新 次の日記(■2014-02-28-Friday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2014-02-27-Thursday ビットコイン

インターネット上の仮想通貨

「ビットコイン」の日本の取引サイトを運営する「マウントゴックス社」(東京)が26日に取引の停止をしたというニュースである。

ビットコイン? ビットコインには「発行者」も「管理者」も存在しないという。規制する法律も所管する役所もないという。何のこっちゃ!

それなら完全に自己責任でしかないだろう。

ひと頃、詐欺として問題になった「円天」と同じ様なもんかいな?

以前に、どの番組だったか忘れたが、このビットコインの特集を見た記憶があるが、確か、スマホ等にこのビットコインなるものを、あらかじめ現金(円やドルなど)を換金して入れておくと、契約している店での決済が短時間で手数料がタダだったか安く出来て便利であるという触れ込みであったように覚えている。

ビットコインを円などの「現物通貨」と交換する取引は、両替や商品券などを取引する金券ショップの商売とも似てはいると思うが、ビットコインは画面上でデータをやり取りするだけで現物は介在しない。

お金は現物で持っていなければ安心できないという私のような人間にはまったく縁のない話だなぁと思ったから関心も持たなかった。

しかし、広まるにつれてこのビットコインを規制する法的根拠がないということが問題にもなっていたようだ。

麻薬取引などの犯罪のマネーロンダリング(資金洗浄)に悪用されるケースも多いという。

ニュースではこのビットコイン自体が投機の対象にもなっていたのだそうだから、益々訳が分からない。

そもそも、お金というのは「信用」であったはずだ。発行元に信用が無い時代には、金や銀や銅などの希少金属を使ってお金を造り、価値の保証をしていた。それが、国家が発行することで信用を高め、重たくて持ち運びに不便な硬貨から紙幣へと変貌したが、それでも初期は金と交換できることを保証した金兌換紙幣であった。

ニクソン大統領時代に米ドルがこの金兌換制度を止めた時から、お金の考え方が変わっていったように思う。

金が金を産む、お金が投機の対象になっていったのではないだろうか。

人間の欲望には限りがないようである。

こんなアヤシゲナな仮想貨幣に何千万も換金している人間が居るということ自体が信じられない。

「便利」なものは「不便」であり「危険」でもある。データがハッキングされたらどうなるのか?キー操作一つで、一瞬に残高がゼロになる危険性だってあるだろう。

これは、ひょっとしてひょっとすると大がかりな国際的詐欺事件なのではないのだろうか?今後の展開に注視したい。