ウクライナ南部のクリミア自治共和国にロシアが軍隊を派遣し、それにアメリカなど西欧諸国が反発しているというニュースである。
高校時代の世界史の教科書にもクリミア半島は「ヨーロッパの火薬庫」と載っていたことを覚えている。
かのナイチンゲールが活躍したクリミア戦争もそうだが、この地域は紛争が絶えない場所のようである。
2日のニュースではアメリカのオバマ大統領はロシアが軍事介入に至った場合は6月にソチで開催される予定のG8首脳会議のボイコットを検討するとロシアの動きを牽制していたが・・・。
3日のニュースではロシアは軍事介入を議会で決議してしまった。
どちらも譲れない情勢になったようで、一触即発の気配である。そうそう簡単には第三次世界大戦なんてことにはならないであろうが、どちらの指導者も器が小さそうな感じなので怖い状況である。
こうなると困るのが日本政府であろう。
先のソチ五輪の開会式に参上してプーチンの覚えめでたくなった安倍首相も、アメリカの意向を無視することは出来ないだろう。そうなるとせっかく俎上に昇りそうだった北方領土問題もまた先送りされる可能性が大である。
まぁ、空気がまるで読めずに失言癖のある森喜朗にやらせたら、それこそ肝心な時(の前)には必ず転ぶ人だから、この人物に交渉をやらせるとそれこそ問題を滅茶苦茶にしてしまいかねない。森が引き金になってマズイ状況になってしまう可能性だってあるだろうから、ここは森喜朗には引っ込んでいてもらいたいところだ。
ロシアとアメリカが再び冷戦状態にでもなったら、北朝鮮がここぞとばかりに何か仕掛けてくる可能性も高いだろう。
日本は中国や韓国とも良い状況ではないし、中国も新疆ウイグル地区の人たちのテロが起きていたり、タイのデモもまだ収まっていない。
世界中かなりヤバイ情勢に近づいているかもしれない。
各国の指導者達よ、変な意地など張って戦争を引き起こすなよ!