北海道の暴風雪のことを書いたが、読者の方何人かの方からお見舞いのメールを頂いた。恐縮である。
全国版のニュースで母の実家がある留萌地方の暴風雪の被害が報道されていたのを見て、おそらく十勝も同様だと思って心配してくれたのであろう。
昨日の十勝は暴風ではあったが雪は降っていなかったので、留萌地方のような暴風雪の被害はほとんどなかった。暴風の被害のみである。
雪は前日に降った2〜3センチ程の粉雪が強風で飛ばされて地吹雪になったり吹き溜まりになったりした程度の被害に留まった。
降雪量が少なかったから吹き溜まりもそれほど積もってはいなかった。
風の方は、今朝の朝刊によると、帯広市内の最大瞬間風速が23.4メートルであったと載っていた。市内の住宅の屋根が吹っ飛んだことも記事に載っていたからかなり強烈な風であった。
読者の方にご心配を掛けた看板が倒れた被害と云うのは、駐車場に置いてあるテナントさんの幅2メートル、高さ1.2メートル、奥行き40センチ程度の置き看板が風で倒れただけである。
普段は倒れた場所のすぐ横に自動車が駐車してあるのだが、昨日はたまたまその場所にだけ駐車していなかったので被害がなかったということなのである。
市街地はビル風になって風の強さが増幅されるので、郊外よりも風の強さを感じる。外を出歩くと細かい雪の粒が顔にビシビシと当たって痛いからなるべく外出しないようにしていたのだが、バス亭の看板も軒並み倒れていたほどだから、体重の軽い人なら飛ばされてしまうかもしれないほどであった。
十勝は雪が少ないからまだ助かるが、これで日本海側のように降雪量が多い場所でこんな強風が吹いたら、吹き溜まりで家の入口が塞がれてしまう被害も想定される。
吹き溜まりの雪はビシッと固まってしまうから固くて重くなるので、玄関先に吹き溜まったら外開きのドアなら開けられなくなるし、引き違い戸でもレールに雪が詰まると開かなくなってしまうのだ。
過疎地で救助の人手も足りない地方は大変であろう。
怪我人などが出ないことを祈る。