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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2014-03-08-Saturday 虚言癖

虚言癖と書くとクセなのかと

思うかもしれないが、これは癖などではなくて、むしろ病的なものなのではないだろうか?

昔、一緒に仕事をしたことがある人物にもこう云う人が居た。

こう云う病的な虚言癖のある人と云うのは、口から出て来る言葉はほとんどがデマカセばかりなのである。

いつもその場しのぎのデタラメばかりを言うから、当然ながら話の辻褄は合わなくなってくるのだが、それに加えてこう云う人は厚顔無恥ときているから、辻褄なんぞ合わなくてもまるでヘッチャラなのだ。

おまけに、こう云う人は仕事に大切な「ほう れん そう」が出来ない人が多いのも特徴だ。

「ほう れん そう」とは「報告」「連絡」「相談」のことだが、いつも嘘デタラメばかり言っているから「ほうれんそう」をやると、自分が後から窮地に陥ることを身を持って体験しているのだろう。

後日、話の辻褄が合わなくなって追求すると「そんなことは言った覚えがない」と突っぱねるのも特徴だ。

しかし、本人がそれを果たして嘘だと認識しているのかは疑わしく思えて来た。

虚言癖のある人物と云うのは根っからの「詐欺師」タイプの人間と似ているように思うのだが、こういう人物はたとえ荒唐無稽な話でも、それがさも真実であるかの様に自分に言い聞かせて、そして自分が心底それを信じている(かの)ように振舞うから困りものだ。

自分が信じ込んでいるから、自分では嘘だと云う認識がないのだろう。

逆にその分だけ自信たっぷりに嘘をつかれると相手はついつい信じてしまうものなのである。

もうひとつ「詐欺師」に特徴的なのは「口が上手い」と云うことだが、次から次へと嘘で塗り固めた話がポンポンとマシンガンのように出てくるから、その人物の人となりを知らない人が聞くと信じてしまうことになる。

じっくり付き合えば、薄っぺらい人物像がすぐに透けて見えてくるのだが、初対面だとなかなか分からないからこれまた困りものである。

しかし、そう云う人物は外見だけでも分かる。

どう紳士を気取ってみても胡散臭さは完全に消せはしないものだ。内面の怪しさがどうしたって外見にも表れてくるからだ。

心が卑しい人間は顔の表情も卑しくなってくるのだ。

髪を切っても、髭を剃っても、サングラスを外して誠実そうな振りをしても嘘をついている人間の卑しさは隠せないものだ。

名誉棄損で訴える云々とも言っていたが、彼は心底から反省している訳ではないようである。

こう云う人物は失敗するのは自分の所為ではなく、どうしても他人の所為にしたがる気質があるのだろう。