営業が17日から始まった。
昨年8月末に北の屋台を運営する北の起業広場協同組合が突如「解散する」と新聞記者などを事務所に集めて記者会見をして発表したが・・・。
補助金をもらった中小企業団体中央会、帯広市役所、帯広商工会議所などや、土地を借りている地主への事前の根回しも一切せずに、いきなりの解散発表であったから、事業の継承先も決める事が出来なかった。
しかも、今度は解散するには法律の手続きがややこしいことが判明した等とこれまた訳の分からない説明をして「解散は止めた」と発表したが、結局は無責任な体制であったということが露見しただけである。
解散するには、きちんとした最終決算をおこなって、もしも負債等があれば理事者らが負担して整理しなければならないから、それが怖くて結局は解散にも踏み切れなかったのであろう。
組合を解散するのは止めにして、理事者全員が退任し、新たな理事者を決めることで落ち着いたのがようやく12月になってからのことであった。
この間の4ヶ月間はまったく無駄な時間であった。ただいたずらに北の屋台の評判を落としめただけであった。
解散発表の記者会見の席では「屋台店主らには一切迷惑を掛けない」」と大見得を切ったわりには、何一つ店主らに報告もしないで大迷惑を掛け続けただけである。継続が決まってから第4期が終了するまでは少しは客も戻ったろうが、この間の客の減少は甚だしかったのではないだろうか?
2月28日には第4期の営業を終了し、昨日17日に第5期の営業がスタートを切ったわけであるが・・・。
だが、まだ問題は何一つとして解決をしていない。
そもそも何故に突如「解散」を宣言したのかについて満足のいく説明がまるでなされていないままだ。
おそらく引き金になったであろうと思われる、月刊誌「クオリティ」が指摘した不明瞭な金銭の扱いに関しても依然として説明がない。
新聞なども「理事同士の不信感」が原因という説明になっていない説明を書いているが、これは問題のすり替えであろう。
新しい理事者たちも新体制になってから日が浅いからまだ十分な調査が出来ていないのであろうと推察するが、もしもこのまま、臭いモノに蓋をするようにウヤムヤにしたまま営業を続けるならば、やがてJR北海道などと同じような運命をたどることになるのではなかろうかと危惧している。
なるべく早い段階で、北の屋台の膿を出し切り、スッキリとした体制で第5期の運営をしてもらいたいと願うものである。
そうでなければ新体制になった意味がない。新理事の方々のこれからに期待したい。