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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2014-03-30-Sunday 出張2

早稲田大学の

石山修武教授の退官記念講演会場は早稲田大学の大隈講堂で14;30〜18:00までという長丁場の講演会だ。

受け付けは13:40からという案内なので午前中の時間がモッタイナイ。

知人の大学教授で北の屋台のことを本に何度も書いてくれている方が「東京に来るなら会ってお話ししましょう」と言ってくれたので、早稲田大学近くのリーガロイヤルホテル東京のロビーで11:00に待ち合わせることにした。

東京で電車に乗る時にはいつも行き先の料金を掲示板で確認して販売機で切符を購入してから乗っているが、姉がカードをくれた。このカードを改札の機械にかざせばそのまま駅に入場できて、降りる時も同様だから便利だよと言うのである。

確かに使ってみると便利である。いちいち目的地を探して料金を調べて、財布からお金を出して切符を買う必要がなくなるからだ。その間の1〜2分は時間が節約できることになる。

国分寺から高田馬場までの区間の料金を調べる必要がないからそのまま改札を通って入ったが、しかし、これに慣れてしまうと金銭感覚がマヒしてしまうのではないかと思った。何処から何処まではいくらの料金なのかを把握しておいた方が良いのではないのかと感じたのだが・・・。

時間の節約ってことからミヒャエル・エンデの「モモ」の時間泥棒を連想してしまった。何だか、国民の消費感覚を狂わせる政策なのではないかと勘繰りたくなる。

私はスマホを持っていないが、姉はスマホを使い始めたのでいろいろな機能を使うのが楽しいらしい。国分寺から高田馬場までの最短の電車の時間が検索できるといって調べてくれた。快速電車を使うとわずか30分も掛からずに到着できるというから驚いた。自分では1時間くらいは掛かるかなぁと思っていたからだ。

しかし・・・。これはJRが時間通りに運行したらの話である。しょっちゅう人身事故などで遅れたりするから、あんまりこれを信用してギリギリで行くと遅れてしまうこともあるだろう。結局は余裕を持って行くことにしたのであった。

11時からホテルのレストランで軽食をとりながら帯広の情勢や北の屋台のことについて2時間ほど話をした。昨年8月末の運営組合の突然の解散宣言には驚いたとのことでその顛末や理由が知りたいと云うのだが、私にも意味不明であるとしか答えようがなかった。これから新理事の方々に真相を究明してもらうしかない。

北の屋台ウォッチャーにとっても謎ばかりのドタバタ劇にしかみえないようだ。

講演の受け付けは13:40からだが、場所を確認する為に大隈講堂の前を通ったら、まだ13:00だというのにもう100人ほどが並んで待っている。

雨も風も強い中で並ぶのは北海道の人間にとっては厳しい。東京の人って並んで待つことに抵抗がないのだろうか?

近くの蕎麦屋に入って13:30迄時間をつぶしてから並んだのであった。

14:30から講演が始まったが、立見客もかなりの数居る。3時間半もの立見はつらいだろう。

最初は安藤忠雄氏である。氏の講演は初めて聞くが、三軒長屋の真ん中の建物の改築を依頼された時、両端の建物が倒れても、倒れたら倒れた時だと、自分でも楽観的な性格だ言いところなど、とても面白い話であった。

もう一人話を聞きたかった磯崎新氏は急な発熱でドタキャンとのことで残念であった。急遽、その穴を埋めるべくスケジュールを変更して石山さんとの交流のあった方々を壇上に上げてそれぞれに話をさせることになったが・・・。

まぁ、いろいろな人の話を聞けたという点では良かったが、私は著名な建築家3人の話が聞きたくてわざわざ北海道から来たのに、その目的が果たせずに少々ガッカリしたのであった。