エイプリルフールで嘘をついても良いとされている日だからと云う訳ではないだろうが・・・。
例の小保方さんのSTAP細胞の件で理研が会見をした。
理研の調査委員会は1日に記者会見をして、論文の画像に意図的な捏造と改竄にあたる不正があったとの最終報告書を発表した。
不正は論文の筆頭著者である小保方晴子ユニットリーダーが単独で行なったと認定した。これに対して小保方女史は理研に不服を申し立てる考えを弁護士を通じて示した。
理解出来ないのは、これだけ世界的に注目される発表をすれば、いろいろな学者達が検証することは分かっているはずだ。であれば、すぐにバレることも分かっていたはずだ。それなのに何故このような幼稚なデタラメをやったのかということだ。
小保方さんが不服を申し立てると云うから、まだ完全な真相解明には至っていないと思うが、どうも小保方さんはかなりな劣勢であるように感じる。
以前のブログにも書いたが、私が感じるところ小保方さんはかなり思い込みの激しい人のように思える。こういうタイプの人は、自分の頭の中で作り上げた妄想に近いことを、まるで真実であるかのように思い込んでしまう傾向にある。
真実であると思い込んでいるから、他人を騙しているという感覚も無いのだろう。また真実であると思い込んでいるから他人に対する説得力も出てくるのが困りものなのである。
自分で意識しながら詐欺をはたらく人間との区別も付きにくい。
こういう人は「自分がやっていることは絶対に正しい」という自信を持っているから、このように落ち度が明るみになると、それは自分の所為ではなく、他人が自分を陥れようと画策している陰謀だと言い出す傾向が強いのも特徴である。
ちょうど同時期にみんなの党の渡辺喜美党首が、自らの落ち度を江田氏らの陰謀だと言い出しているのと似ているようにも感じる。
江田氏はそれに対して大人の対応をしているが、窮鼠猫を噛むような「陰謀論」を持ちだして論理をすり替えようとしてもそれには無理があるだろう。
この種の人は自分の落ち度は棚に上げて、自らを反省することなく、他人への攻撃に向かってしまうのだ。
大人気ないと云えばそれまでだが、精神的にまだ成長していない、ワガママな人間に多い傾向がある。
私の近くにもこういうご仁らがいるからよく分かる。自分は悪くないから一切の説明や釈明はしないのだと言っているそうだが、たんに世間を納得させるような説明できないだけのことであろう。役員としての最低限の説明責任すら果たそうとしていない無責任な奴というだけのことである。しかし、このままウヤムヤにしてしまおうとしても世間はそれを許さない。
しかし、理研の会見も何だか小保方さん一人に責任を押し付けているようにも感じる。まさか、エイプリルフールに合わせて会見を開いた訳ではなかろうが、後から「ウソぴょ〜ん」なんて言い出さないだろうな。