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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2014-04-25-Friday はだかの王様

童話「はだかの王様」は

アンデルセンの傑作童話である。

それは現代社会に於いても同様のことが常に起こりうるから、戒めの例え話として有効なことによるのであろうと思う。

私も小さいながらも会社のトップとして仕事をしているからには、そして少数とはいえども他人を使う身であればこそ、常に自分は「はだかの王様」になってはいないか、自分が間違ったことをしていないかを考えて行動しなければならないと思っている。

自分が誤った言動をした時に戒めてくれる家族や部下や友人がいるか、そしてその箴言を素直に受け入れられるかどうか、それが人間の度量ってもんだろう。

特権的な権力を手中にした人間は、その権力で他人の意思を強制的に曲げさせていないかに気を配ることをしなければならないと考えているが、これがなかなか難しいことも承知している。

権力が強くなればなるほど、周りにはイエスマンばかりが集まってくる。自分の意見が何でも通ってしまうと、自分は賢明な、もしくは総明な人間であると錯覚を起こしてしまうのかもしれない。

正しい考えに同調してくれるのも、逆に間違った考えを戒めてくれるのもともにそれは人徳のなせる技である。

誤った考えを戒める人間を遠ざけたり処分したりすれば「はだかの王様」常態は慢性化し悪化する。

誤った考えに本心では同調していないのに、権力者によって嫌嫌ながらやらされる人は本当に可哀想である。

逆らえば仕事が奪われてしまう危険性があるから、仕方なく同調せざるをえない人も居るだろう。

私にはボスがいないから、これまでそう云う立場になったことがない。これまで自分の意思を貫いて生きてこられたからだが、そういう人達のストレスは如何ばかりかと思う。

特権的権力の乱用は他人を不幸にするだけではなく、自身の評価も下げていることに早く気が付くことが必要だろう。