平成4年5月2日に満64歳で亡くなった父の23回忌法要である。
東京に暮らしている姉も久し振りに帯広に帰郷してきたので帯広空港まで出迎へに行った。
帯広は一昨日から気温がグングン上がって今日も26℃近くもある。この連日の暑さで庭のつつじの花が咲いたし、桜の木も芽吹き始めた。例年よりも若干早いようである。
東京から到着した姉も、帯広の暑さに驚いていた。
空港からは高規格道路を通って川西インターチェンジで降りて、畜産大学から自衛隊前方面を通る新しくできた道路を通って我が家まで来るルートを選んだ。姉も風景の変わり様に驚いていた。
私は先月の東京出張の際に姉の家に泊ったから久し振りという感覚はまったくない。
母の家に妹が来ていて、母と姉と妹の3人でしばらく話し込んだようである。
夜に外に夕食に出掛けようと姉のリクエストを聞いたら「ホーム」に行きたいと言う。六花亭に移ってからまだ一度も行ったことがないからだと言う。
ホームのシェフの井出さんは以前は我が社の東側で店子だった「ドラゴン」という洋食屋に務めていた。ドラゴンの店主の山崎さんの長女と結婚し独立したのだが、井出さんの娘の宏子ちゃんは幼馴染である。
店に入ると皆が「いや〜佳枝ちゃんでしょう?久し振りだね〜、変わらないね〜」と次々に出て来る。
姉も35〜6年振りだと懐かしがっていた。子どもの頃に一緒に遊んだ仲である。当時は帯広の中心街であった西2条南9丁目も皆が住んで居たから近所付き合いが盛んであったのだ。
私はズ〜ッと帯広だから分からないが、久し振りに帰郷して懐かしい人たちに会うのは楽しいことのようである。