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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2014-07-12-Saturday 店員教育

妻と昼に

市内のスーパーマーケットのFに買い物に行った。

いつもは行くことのない競馬場の北側にある店である。

めったに行かない店だと、どの棚にどの商品が並んでいるのか分からないから、同じ様な場所をグルグルと何度も行き来してしまう。

市内に同じチェーン店が何店もあるのだから商品の配置をある程度統一してくれていれば分かり易いのにとブツブツ文句を言いながらカゴに商品を入れていった。

レジで精算を済ませてレジ袋2袋に買った品を入れて、再びカゴに袋ごと戻す時に一番上に置いた4個入りの玉子ケースが床に滑り落ちて玉子が2個割れてしまった。

私がやったのなら、妻からすかさず「何をやっているの!」と怒られるところであるが、今回は妻が自分でやった不注意である。

さすがに妻も「あ〜ぁ、やっちゃった」と言うしかなかったのであった。

すると、すかさずレジの女性店員が駆け寄って来て「大丈夫ですか?玉子はすぐに新しいモノにお取り換え致します」と言う。

実際に割れたのは2個だけだし、この店には何の落ち度もないのである。

妻も自分の不注意であるから「良いんですよ、私の不注意ですから、気になさらないで下さい」と言ったのだが、「いえいえ、ちょっとお待ち下さい。すぐに新しい玉子をお持ちしますから・・・」と言って商品陳列棚の方に行って新しい玉子のケースを持って来たのであった。

再度、妻も「私の不注意ですから良いですよ」と言ったが、女性店員は「いえ、新しいものをお持ち帰り下さい」と玉子を手渡すのである。

結局は妻も好意に甘えることにして受け取ったのであった。

こうなると「ウ〜ン、ここの店は実に店員の教育が行き届いているなぁ〜」玉子4個(実際には2個)の値段なんてたいした金額ではないが、今度からはずっとここのチェーン店で購入してあげようと云う気になるもんである。

初めてのお客に対してのこの親切な接客態度に対して、つい先日の書店の対応とをまたまた比較してしまった。

かたや新規の顧客を獲得した接客態度と、大のお得意さんを失ってしまう接客態度。

客商売と云うのは難しいものであるが、日々の些細な対応で良くも悪くもなるものであることを痛感した一日であった。