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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2014-07-31-Thursday 寿命

今日31日に厚生労働省が

2013年の日本人の平均寿命を発表したが・・・。

男性が80.21歳になり、ついに男も80歳代を初めて超えたと云う。

女性の方も過去最高を更新して86.61歳になり、2年連続で世界一だそうだ。

これって果たして嬉しいことなのだろうか?

現在70歳代以上の方々と云えば・・・、今年70歳になる方は昭和19(1944)年の生まれである。この70歳代以上の方々のこれまでの結婚の形態を平均してみると夫の方が4〜5歳位は年上という夫婦が多いだろう。

我が家も父が母より4歳年上であった。

父が64歳で亡くなったから、母は60歳で寡婦になったということになる。母は今年で83歳になったから23年間も一人である。

まだ長男の私が隣の家に住んでいて毎日顔を合わせているし、一緒に食事もしているから孤独ではないだろうが、夫が居ない寂しさはあるだろうと思う。

父が死去した64歳は若過ぎるが、先の厚労省のデータから考えると、4歳年上の夫が80歳で亡くなるとその時妻は76歳である。それから10年以上は一人で暮らさなくてはならないのである。

子どもが居ない夫婦や、居ても近所に暮らしていない夫婦は、夫に先立たれたらかなり寂しい生活をしなければならなくなる。

お金でもタップリあって、しかも健康であれば、優雅に暮らせるかもしれないが・・・。

でも、中には夫が居ない方が良いという夫婦も多いかもしれない。

現在70歳以上の男性は、高度経済成長下の昭和30〜40年代が働き盛りであったから、エコノミックアニマルと揶揄されたように家庭を顧みず働いた方々が多い世代であろう。「亭主元気で留守が良い」という言葉が流行ったこともあったが、亭主は外で金を稼いで来て、専業主婦の妻が使うという夫婦が多かったかもしれない。

むしろ夫には早目に死んでもらって、生命保険で優雅に暮らすという妻も多いかも・・・。と思っていたら・・・。

朝のワイドショーによると、60代の女性の近辺で70歳代の男性2人が立て続けに青酸化合物による不審死があったという報道が流れた。

自らの老後を優雅に暮らす為に・・・。

オ〜怖!

何だか、人間をモノかバーチャルな何かと錯覚しているんじゃぁないのだろうか?

変な、そして嫌〜な世の中である。