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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2014-08-15-Friday 大道芸フェス

平原まつりの

初日2日目とまずまずの天候である。

やはり、まつりには雨は不要だ。雨が降ってしまうとイベントが出来なくなってしまう。

だが、そんな中・・・、「太鼓を叩くと雨を呼ぶ」というジンクスは今年も生きていたようだなぁ・・・。2日目の朝は快晴だったのに「平原太鼓」を叩き始めた途端に雲行きがアヤシクなって来て・・・。

今回の「北の大地de大道芸フェスティバル」は実行委員会組織になってから11年目で「北の屋台」で始めた頃からは13回目になる。

始まりは、「クリスピー・クリス&キャプテンけーぼー」(現在の「ファニーボーンズ」)という日英2人組のコンビとプロデューサーの金丸雪菜の3人が、13年前の2002年の8月13日に、北見の知人のマジシャンから「明日、帯広で大道芸をやりたいが場所を確保してくれないか?」という突然の依頼があって帯広に来たのがきっかけであった。

平原まつりの委員に口を利いて坂本ビル前の場所を確保したのであった。彼等の芸はとても面白くて、市民にも大受けしたことで、翌2003年には「北の屋台」の販売促進費を使って企画を立てたのであった。

更に翌2004年からは勝毎の事業部から一緒にやらせて欲しいとの依頼があり、実行委員会を立ち上げて招聘する芸人の人数も増えてフェスティバルへとなっていったのである。

だが、ここ最近はまつりの予算が削られて減少する中、招聘人数も減少する傾向にある。しかし、プロデュースしてくれている金丸雪菜さんの尽力で招聘人数は減っても芸人の質は保つという方針のもと、こじんまりとはしているが日本有数の高レベルな大道芸フェスティバルへとなっている。

今年招聘したのは7組の芸人。この内3組が帯広初登場である。

はるばるカナダから「ストリートサーカス」の男女2人組が来てくれたが、彼等はわざわざ帯広のフェスに参加する為だけに来てくれたのである。12日にカナダのトロントから来て18日にはまたトロントに戻るのである。これは、世界中の大道芸フェスティバルに参加しているファニーボーンズと金丸雪菜さんが、その地で見つけた素晴らしい芸人たちに「帯広で一緒にやらないか?」と声を掛けてくれているからなのである。

この他の素晴らしい芸人のメンバー達も皆、芸人同士の信頼関係と友情のおかげで帯広の大道芸フェスティバルに参加してくれて成り立っているのだ。

今年の初登場の3組のレベルも世界的な高レベルである。「しょぎょうむじょうブラザーズ」はドイツで開催された大道芸のコンテストで去年と今年の2年連続で最優秀賞を受賞したコンビである。ブレイクダンスとアクロバットを融合させたこれまで観たことのないタイプのハイテンポな芸風である。

「桔梗ブラザーズ」は世界的なサーカス集団である「シルクドソレイユ」の登録アーティストで、アメリカで開催されたジャグリングの世界大会で銀メダルを獲得したコンビである。こちらは実の兄弟ならでは息の合ったハイテンポなジャグリングが見事である。

私も何回も彼等の芸を観て楽しませてもらった。

このように帯広の大道芸フェスティバルには、世界的な超一流のパフォーマーが集結してくれるから、最近は東京、横浜、名古屋、大阪などから帯広に大道芸を3日間とも観に来る大ファンの方々も出てきたのである。

これは主催者冥利につきる嬉しいことだ。来年は旅行会社と組んで「帯広で大道芸を鑑賞するツアー」なんてものが企画できないだろうかとも考えているところだ。

今年も大道芸はアツイぜ!