帯広でロータリークラブの北海道地区の大きな大会があって、ゲストは宮崎哲弥であり、一般人も聴講可と2〜3日前の新聞に載っていた。
開場は帯広市民文化大ホール、10時開場で10:12講演開始とある。
私はロータリークラブやライオンズクラブの様な組織には入っていない。どうもこの手の奉仕活動というものに共感ができないのである。
青年会議所を卒業するときに、多くの方から入会を勧められたが、ずっと断わってきた。
友人のローターリー会員に聞いたら、大ホールだから満席にはならないし、整理券などもいらないし、受付もないから、そのまま入って無料で聴けるというし、3連休の狭間で何も予定が入っていないこともあって暇つぶしに聴きにいくことにした。
宮崎哲弥はビートたけしの「TVタックル」や「たかじんのそこまで言って委員会」などの政治評論バラエティ番組によく登場する評論家である。週刊文春などにも自身のコラム欄を持っているから、まぁまぁ売れっ子の評論家であろう。
モノの言い方は好きな人物ではないが、言っていることは結構共感できることが多い。
この手の講演会では、普段はテレビや週刊誌などでは言えない書けない話をしてくれることが多いから、それを楽しみにして出掛けたのだが・・・。
講演の前半でテレビ局の裏事情を話していたが、それは既に承知していることだったから・・・、本論は期待に反して、いつも言っている事、書いている事そのままであったのであまり面白くなかった。
帰宅したら、妻が「今日は玄関の風除室のガラス磨きをするよ」と言う。手伝えと云うことか。
昼食を食べてから、買い物に行って拭くだけで汚れが取れるという紙製の使い捨てのガラス磨きの製品を買って来た。
私は若い頃の身軽な体の時は高い処がへっちゃらであったが、太って身体が重くなってからはどうも苦手になった。
中学生の頃は機械体操をやっていたから、たとえ脚立などが倒れても怪我をしないで無事に着地できる自信があったからだ。
現在はきっとそのまま骨折するのだろうなぁと考えると何だか恐ろしくなって足がすくんでしまうのである。
それでも、かなり高い脚立に乗って、不安定な足場の上でガラス拭きをやったのであった。
終わったら、両足の膝のすぐ上から太ももにかけて筋肉が攣ったような状態になった。きっと必要以上に足に力を入れて身体を支えていたのだろう。
痛くて仕方がないので、夜には温泉銭湯に行ってマッサージを受けてきたのであったが、マッサージ師が「首から背中、足までパンパンに張っていますよ、一体何をやったんですか?」と言う。
それほど、全身が緊張しながらの作業であったのだろう。
専門業者に頼んだ方が、よっぽどキレイになるし、結局は安く済んだのではないだろうか?
まぁ、自分の家を自分でキレイにするということの満足感だけが充足したのであった。