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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2014-12-21-Sunday くるみ割り人形

昨晩のマジック忘年会が楽しくて

ついつい酒をたくさん飲んでしまった。

飲んでいる内に雨が降ったようで、その後、雪に変わって、しかも気温が下がった為に路面がスケートリンクの様にツルツルに凍ってしまっている。

厚い氷ならツルハシで割って除去できるが、今日の氷は薄〜く路面に張り付いていて除去不能の状態だ。こんな日は事故が多発する。

自動車のタイヤも横滑りするし、16日に降った60㎝の大雪は、まだ道路から除去されていない。特に歩道の除雪がまったくと云っていいほど進んでいないから、人間は歩いて移動するのが難しい状態である。

今日は、15時から帯広市民文化大ホールで帯広市民によるバレエ「くるみ割り人形」のお披露目である。バレエの出演者も、音楽を演奏する交響楽団も、帯広市民が中心(一部のゲストを招く)で構成されている。

私は、こういった素人の芸事はあまり見たくはないのだが、バレエの中でマジックを演じる場面があって、そのマジックの指導と道具の貸与をしたことで、招待券を頂いたのだ。

教えたマジックが上手く演じられるのかは見たかったし、昔、我が家の娘が習っていたバレエ教室の生徒さん達が多数出演するので、妻が楽しみにしていたので行くことにした。

道路事情が悪いから、観客はほとんどが自家用車で行くだろう。そうなると駐車場が混むであろうことが予想されたので、自宅から徒歩で行くことにした。自宅から会場までは距離にしてわずか500mも離れていないが、なにせ路面がツルツルである、何度も滑って転びそうになりながら到着をしたのであった。

会場では見知った顔の人達が多くて随分と挨拶を交わしたが、皆、帯広で文化活動を熱心に行なっている方々である。この方々の献身的な活動によって帯広の文化レベルが保たれている。日本各地の地方都市では、今回の様な市民による演劇などが、よく開催されているが、ほとんどが学芸会に毛の生えたようなレベルであると思う。

今回のバレエ「くるみ割り人形」のレベルはかなりのものであった。帯広交響楽団の演奏もしっかりとした音を出していたので感心した。相当真剣に練習を重ねたことが窺える。

こう云う発表会と云うのは、誰か熱心な指導者に引っ張られてレベルが上がっていく。指導者が素晴らしいと、内容もそれに伴って素晴らしくなっていくのだ。

その点では帯広のレベルは相当に高いと感じた。

私が指導したマジックも、演技の中ではほんの一瞬のことでしかないが、上手く演じてくれたのでホッとした。自分が関わっているんだという意識を持つ人を何人も作り出し、関心を持ってもらうことが、多くの市民を巻き込む活動になり、成功にもつながっていく。

この日の観客も、出演者達の家族などが多いのだろう。この手のモノは、最初は自己満足に過ぎ無くても、回数を重ねることで段々とレベルが上がっていくものだ。経費も労力も時間も掛かるが、大切なことである。今後も頑張ってもらいたいと思う。