妻は会社で仕事が残っているから、早目に会社に行く。貴方はどうせ暇だろうから私に娘を病院へ送迎せよと云う。
病院に娘を送ってから会社に行くと社員が「これから会社の床にワックス掛けをするから社長は邪魔なので、どこかに行っていてくれ」と言う。私はどこでも邪魔にされているようである。
そこに娘から「迎えに来て」という電話が入ったので、すごすごと退社することにしたのであった。
インフルエンザはかなり良くなったようである。
カナダに戻る前にいくつか買い物をしておきたいと云うので、運転手をすることになった。
電器屋、ユニクロなどで買い物を済ませた後、昼食にラーメンを食べることにした。
ここのラーメン屋は店主が私のファンだと云う。私が新聞などに書いているエッセイというかコラムというか、短文が好きなのだという。
わざわざ厨房から出て来て私に挨拶するので、娘が「ヘェ〜、パパって有名なんだね」と感心していた。
もっともらしいことばかり書いているから、よっぽど立派な人と勘違いしているのかもしれないが、そのことは娘には内緒にしておくことにしよう。
妻から「あなたは暇なんだから夕食を作っておいて」と言われたので、鍋焼きうどんを作る事にした。
以前にも書いたが、私の鍋焼きうどんは家族に評判が良いのである。
再び買い物に出て、妻の実家の分まで作っておいた。
寒い冬には温かい鍋焼きうどんが一番である。
娘のインフルエンザは大分良くなったものの、年老いた母にうつすと大変であるので、鍋に具を入れて、タレは別の容器に入れて母の家に届けた。
自分でタレを入れて、後はコンロに掛けるだけで食べられるようにしておいたのであった。
夜には家族4人で酒を飲みながらいろいろな会話を楽しんだのであった。明日は長女も帰ってくるので、久し振りに家族5人が集合することになる。