十勝以外の北海道各地は依然として強風と降雪に悩まされている。朝方のニュースでは、新千歳空港は滑走路の除雪が間に合わずに数便が欠航していると云う。どの便が欠航しているかまでは言わなかったが・・・。
風邪の治った息子が職場に戻ろうとしているが、新千歳空港経由だと上記の様な状況なので欠航の可能性も考えられるから、帯広空港ー羽田空港ー品川駅から新幹線と云うルートで戻る事にした。
東京まで行ってしまえば、そこから先はどのような機関をつかっても帰り着く事が出来るからだ。
北海道の空港も、危機管理上は新千歳空港ばかりに集中させずに、晴れの多い帯広空港にもいくつかのルートを作っておくべきだろう。
帯広駅までなら徒歩で行けるが、帯広空港ならバスで行くことになる。もしも欠航になったらまた戻って来なければならなくなるから、空港まで車で送って行き、飛行機が飛び立つところまで見てから自宅に戻ることにした。
帯広空港は快晴で、飛行機は無事に飛んで行ったのであった。
冬に雪国で移動するには、飛行機や列車、高速道路の封鎖などの心配が付きものである。
私も、「北の屋台」の講演で全国各地を巡っている時には、何度か欠航の心配やら、遅滞などの経験をしている。
各種の選択肢をアレコレと考えて、イライラしても、しょうがないことを経験則として覚えた。天気は自分ではどうすることも出来ないし、別の選択肢を選んでも、ほとんどの場合は意味がなかったからだ。
こう云う場合はじっとして事態の改善をただ待つだけである。ジタバタしても体力を消耗するだけだ。
泊る場所も無くて空港のロビーで寝るなどという事態には、これまで遭遇したことがないのは幸いであった。
帯広空港の駐車場には、車の屋根に相当の量の雪が乗っかったままのものが十数台も見受けられた。
あの雪の量から推察すると、12月16日に帯広空港で1日で70㎝の雪が降った時のものではなかろうか?
そうなるとおよそ1ヶ月間も車を放置していることになる。帯広空港では駐車料金を徴収していないから、こういうことが起こるのだ。
短期の出張で数日間置いておくには無料というのは有り難いが、1ヶ月以上も放置しておくのは、他の客に迷惑である。
帯広空港側も、無料のままにしておくなら、長期駐車する場所を別個に設けた方が良かろう。あれでは駐車場の除雪も難しくなってしまう。
利用者一人一人が、もっと他人のことを考えるようにしたいものである。