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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2015-01-19-Monday 情熱!

NHK大河ドラマの「花燃ゆ」を観ていて感じた。

吉田松陰という男は思い込んだら、ただまっしぐらのイノシシみたいな男だなぁ〜。家族の迷惑も考えずに困った奴だと・・・。

しかし、明治維新をやり遂げた長州藩士のほとんどが、この吉田松陰の弟子たちであることに、それは何故なんだろうという疑問が湧いてきたのであった。

人間は感情の動物であるから、理屈だけでは動かない。おそらく激しい「情熱」が他人を動かすのであろうと思う。

この吉田松陰という男の、周りがまるで目に入らないかの様な無茶苦茶に激しい情熱が世の中を変える原動力、エネルギーになったのかもしれないなぁ〜。

私も今考えれば「北の屋台」を実現させた時には、激しい「情熱」というものがほとばしっていたように思う。しかし、辞める時には「坂本は協調性がない」とさんざんに言われた。自分を吉田松陰になぞらえるほどの大袈裟なことではないが、物事は成し遂げる時には激しい情熱が必要で、一旦、事が為されてしまえば今度はその情熱が邪魔になるのかもしれないと考えるようになった。きっと「変革」に「協調性」は不要なのだが、「安定」には「協調性」が必要なのだ。

まだ、たった2回しか観ていないから、今後の展開がどうなるのか分からないが、主人公が男の松陰ではなく、松陰の妹という女性というところが面白い視点で観られると思っている。

だが・・・、大河ドラマを女性の視点で描いた作品はこれまであまりヒットしたことが少ないようだ。これまで日本の歴史を記した文献には女性があまり描かれてこなかったから、エピソードが少ないし、男性中心の歴史観であったからである。

逆に、これまで後世に伝えられているエピソードが少ないだけに、勝手に想像して作ることも可能であるかもしれない。

ドラマと現実は違うであろうから、色々な脚色があるであろう。小説なんだから異なる解釈があっても良いと思う。1回目の放送を観て、朝ドラみたいな恋愛もののイメージが付いてしまったようだが、目くじら立てずに楽しもうと思っている。

昨日の放送で出てきた久坂玄瑞もこれまでイノシシ武士の典型だと思っていた。久坂玄瑞は今回の主人公である杉文の最初の旦那であるから、おそらくこれからの展開では、これまでの久坂玄瑞とは異なる描写がされるのであろうなぁ〜。

登場人物たちは一体どんな人物像に描かれるのであろうか・・・。