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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2015-01-25-Sunday 町内会新年会

自宅が所属する町内会の新年会が開催された。

以前はこの種の催しにはまったく出席していなかったのだが、副会長を仰せつかってからは責任上からずっと出席している。

新年会の会場は、最近は町内会の近所の飲食店から選んでいるが、近ければ良いってもんでもなく。私が副会長に就任する以前に開催していた場所はかなり不評であったらしい。

今年は、去年と同じ店で開催することに役員会で決まった。去年の料理が美味しかったという評価があったからである。

町内会とこの飲食店との距離はおよそ600m程であるが、参加者は老人がほとんであるし、路面が凍っていて危険なので、この短い距離だがタクシーを使って参加してもらっている。近所の方と乗り合わせてタクシーに乗ってもらい領収証分を支払うというやり方である。

酒を飲まない人は自家用車で来る人もいるし、タクシー代の領収証をもらわずに降りてしまった人もいる。タクシーもこの距離だから、たかだが1区間550円程度の乗車料金でしかないのだが・・・。

この種の会合は公平を原則としているので、この段階で既に運営が難しくなる。

新年会は総会を兼ねているので、最初に事業報告やら決算報告やらを型通りに行なわなくてはならない。議長は副会長の役目である。町内会の会計はかなり大雑把であるが、誰も細かいことを言う人もいない。

行事と云っても、新年会と夏のリクリエーションの2つだけであるから、経費はあまり使うこともないし、この2回の行事に参加出来ない家はご祝儀を包んで寄こすので、逆に、年々お金が貯っていく一方なのである。

会計監査役の人からも、貯めずに還元せよと言われるのだが、どうも役員達が「貧乏性」なのであろうか、景品をケチる傾向にあってお金が少しずつ貯まっていくのである。

この日のアトラクションとしてビンゴゲームがあるのだが、この景品を用意して欲しいと、妻のところに会長夫人から3日前に依頼が来たのであった。

妻は最初、時間がないからと断ったと言うが、翌日、普段お世話になっている町内会の為なら用意させていただきますと返事したという。しかもわざわざ大幅に値引きして・・・。

「町内会はお金が余っているのだから、そんなに大幅に値引きしなくっても・・・」と云う私に「そんなモンじゃ〜ない。町内会にはいつもお世話になっているんだから・・・」と妻が言う。まったくもう商売が下手なんだから・・・。

会長からは、私に、余興でマジックをやって欲しいという依頼もあったと云う。狭い会場だしなぁ〜、困ったなぁ〜。

マジック道具が何種類か詰まっているアタッシュケースを持って行って、その場で決めて適当にやろうと考えた・・・。

結局、スペースも無いし、テーブルもない。イスの上にアタッシュケースを乗せてテーブルの代わりにして「カップ&ボール」というマジックを演じることにしたのであった。

演じる前に、そう云えば、去年も頼まれて「ロープ切り」のマジックを演じた時のことが頭をよぎったのであった。

皆、左手がアヤシイとか、ハサミに仕掛けがあるとか、口うるさく言うものだから、とてもやり難いのであった。

今年は最初に「マジックを観るには、タネを見破ってやろうと考えずに、不思議な現象を楽しんでみて下さい。アッ見えた!とか、タネが分かった!とか云うのは下品な見方ですので、どうか上品に見て下さいね」と言っておいたのが奏功したようであった。皆、上品に見てくれたのであった。

私は、お酒が好きでほぼ毎日お酒を飲んでいるが、太陽が出ている間に酒を飲むことは滅多にしないのだ。この日は、総会終了後に議長をご苦労さんでしたとビールを勧められたので2〜3口は飲んだのだが、マジックを演じなければならないので、酒で手元が狂うと困るからと断り、後はジュースにしておいたのだが、マジックが終了した途端に、皆が酒をツギにくる。今度は断わる理由が見当たらないので仕方なく飲んだのであった。昼間の酒は効く。

食事も終わり、余興のマジック、ビンゴゲームが終わると、皆の落ち着きが急になくなる。12時丁度に始まって、まだ13時半になろうかという時間なのに、もう帰り仕度を始める人が出てきた。

こうなると、皆がツラレテ帰り支度を始める。結局、1時間半でお開きになったのであった。慌ただしい新年会であった。