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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2015-01-29-Thursday 誕生日

今日は私の57回目の誕生日である。

妻が何も言わないので、「今日は俺の誕生日だ」と言ったら「フ〜ン、それで? 祝って欲しいの? アナタが私の誕生日に何か祝ってくれた?」と返された。

結婚してから今年で30年目にもなるというのに・・・。逆に30年も経ったからなのだろうか・・・。

昼食に、いつもの蕎麦屋に行って、いつもの蕎麦を頼んだら「そうだ!この蕎麦代をアナタへの誕生祝いにしてあげる」と唐突に言う。ずいぶんと安上がりな誕生祝いであることよ。

蕎麦屋に居る時に、次女と息子からお祝いのLINEが妻の携帯に入った。「何故に直接、私の携帯メールに入れないのだろう?」と言ったら、妻が冷たく「貴方のメールアドレス知らないんじゃないの?」と言う。そんなものかなぁ〜。そういえば子どもとメールでやり取りしたことはないなぁ〜。

長女からはメールすら来ない。きっと忘れているのだろう。父親の存在ってこんなもんなのか。

前日に、印刷会社から、4月中旬に出版する予定の本の第一稿が上がってきた。これまで私が新聞に寄稿した部分である。

校正をやっていると、面白いことに気が付いた。

新聞社によって、アラビア数字と漢数字の使い方が異なるのである。

出版にあたって、事前に、新聞各社とは著作権の事で確認を取ってあるが、これまた新聞社によって対応が異なるのだ。一番、厳しい読売新聞社は、新聞に掲載された文章をそのまま一字一句変更してはいけないし、必ず何月何日に掲載した文章であるか明記しなければならないのである。

読売新聞の年の表示はアラビア数字であるが、北海道新聞は漢数字である。だが、印刷会社ではアラビア数字に統一して校正してきた。

これを、新聞に掲載された通りに戻さなければならないのである。

また、漢字のルビも横にふってある場合と、下に( )で書く場合との2種類がある。

私は「十勝環境ラボラトリー(TKL)」が、十勝毎日新聞に連載していた「十勝の場所の意志に学ぶ」というコーナーで、「国際環境大学公開講座」に来ていただいた講師の方の文章の校正をやっていたから、かなり校正には慣れているのだが、それやこれやで、結構、校正には時間が掛かったのであった。

自分が過去に書いた文章を、もう一度読み直す作業は結構面白いものだった。めったに改めて読むことなどないからだ。ア〜ッあの頃はこんなことを考えていたんだなぁ〜とか、そういえば、こんな事があったんだなぁ〜と思い出す。

字が小さくて、読んでいる内に目が段々とつらくなってきた。特に、掲載日を表示する字のポイントが小さ過ぎて、老眼が始まった目にはツライのだ。

今回出版する本は、私よりも年代が上の人が読む方が多いであろうから、字のポイントを上げて、大きくしてもらわなければならないだろう。

そんな作業をしている私を見て妻が「本当に出版するの?モッタイナイ、そんなお金があったら他のことに使えば良いのに・・・」と言う。

普段からほとんど本を読まない妻は、本の有難味を理解していないのだろうなぁ〜。

夜は「マジック教室」である。

夕食を食べに妻と回転寿司屋に行った「これもアナタの誕生日祝いにしてあげる」と言う。値段は二人で3千円弱であった。

「マジック教室」では生徒は皆が老人である。今日は2名しか来ていない。つい先日、生徒さんの1名が78歳で亡くなったという。私は新聞のお悔やみ欄を見落としていたようである。

ウ〜ン、今年は随分と知人が相次いで亡くなる年だなぁ〜。

何だか、あまり嬉しくない57回目の誕生日であった。