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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2015-02-07-Saturday 土曜日

昨日の酒が過ぎたようだ。

午前中は身体がダルイ。酒を消化する機能も鈍っているのだろう。午前中はベッドの中で読書して過ごした。

読んだ本は加治将一の「幕末 維新の暗号(上)(下)」2巻である。昔から、一たび、ある作家の作品が気になると、数冊まとめて読んでみたくなるのである。

先週読んだのは、古代日本の天皇の話であったが、今回は時代がいきなり進んで明治維新の話である。

数年前に話題になった「フルベッキ写真」を中心に物語が進んでいく。「フルベッキ写真」とは、慶応2年頃に上野彦馬によって撮影されたと云われる写真で、西郷隆盛、大久保利通、坂本龍馬、高杉晋作、岩倉具視など明治の英傑達のほとんど全員がフルベッキという外人を中心にして一枚の写真に収まっているというものである。

慶応2年頃には、薩摩と長州はまだ争っていたのだから、その犬猿の仲である藩の人間が同じ写真に収まるはずがない、写っている人物と、擬されて名前を挙げられている人物とは別人であるということで一笑にふされたこともある。

この小説では、更に、このフルベッキ写真は「明治天皇入れ替え説」の証拠であるから、歴史から消されたのだと説明する。

北朝の明治天皇が、南朝が正統だと言ったとか、楠木正成の銅像を皇居に建てたとか色々な検証をしている。

状況証拠を並べては、そこから推論をするから小説なのだが・・・。

さもありなんとは思わせるが、真相はどうなんだろう?けっこう楽しませてもらった。

例によって本ばかり読んでいるので、妻がまた映画を観に行こうと云う。今度は宮沢りえ主演の「紙の月」である。映画館で予告編を見たが、観たいとは思わなかった映画であるが、付き合うことにした。

平凡な主婦が途中採用で銀行に入り、横領をするという映画である。

まぁ、これもサイコパスの一種であろう。犯罪を犯罪と思わない一種の精神病なのかな。

妻が漏らした感想は「分かるわぁ〜・・・」と怖いことを言う。何せ、妻には1月から会社の経理を任せているのだから・・・・。