土曜日は会社が休みなので、チョコレートは今日もらえるのかなぁ〜と考えていたのだが・・・。
年々チョコレートの数が減っているのが現実であるが、今年はチョコレート1個だけであった。
自分の実感としては、近年のバレンタインデーのチョコレート配りは衰退していると感じていたのだが・・・。
しかし、自分がもらえるチョコレートの数だけで判断してはいけないようだ。
メディアによると、最近のバレンタインデー商戦は昔よりも熱気をおびているとのことだ。かつての「女性から男性への愛の告白」という意味が薄れてきて、女性同士が贈り合う「友チョコ」だとか、自分へのご褒美に自分で高級なチョコレートを買う「自己チョコ」、会社の上司や同僚などに贈る「義理チョコ」などが増えているのだそうだ。
近年、3月に男性から女性に、チョコレートのお返しにクッキーを贈る「ホワイトデー」が創設されたが、これが「バレンタインデー」の売り上げをアップさせる効果があるのだそうだ。
日本人には、昔からお中元やお歳暮などの贈答文化があり、贈られたら、それに答えて贈り返す風習がある。
「ホワイトデー」には、マスコミが広めたのか、商店側が広めたのか、はたまた女性が強制したのか知らないが「10倍返し」という法則があるのだそうだ。
200円のチョコレートを貰ったら、10倍の2000円のクッキーを贈り返すのだそうである。しかし、クッキーを2000円分貰っても仕方がないということで、クッキーがいつのまにか他の高価な商品に替わったらしい。
こうなると、利に聡い女性は、100円の義理チョコを職場などで大量にバラまき、見返りを期待するということらしい。なんともはや・・・。
単なる、お菓子屋の販売戦略であったバレンタインデーやホワイトデーが、その思惑を若い女性がしっかり活用して、ちゃっかり儲けている。
う〜ン、女性は逞しい。
因みに、今年、私がもらったチョコレート1個は妻からではない。
妻は、バレンタインデーに本州に居る息子にチョコレートと、洋服を買って送ろうとして、我が社のテナントであるメンズセレクションに行った際に、社長さんが居て「ご主人にも1着いかがですか?」と勧められたらしい。
もとより、私に洋服など買うつもりがない妻は、若い男性ファッション店であるから、私に合うサイズなどがあるはずがないと思い「主人の着られるようなサイズの服は置いてないでしょう?」と言ったのだが「いえいえ、隣のキクチタケオになら大きいサイズが揃っていますよ」と・・・。私にも素敵なカーディガンを購入してくれたのであった。
そのカーディガンがチョコレートの代わりということで、妻からのチョコは無しなのであった。が、チョコレートよりも数段高価で素敵なカーディガンであったから、妻の私への愛情の深さが分かろうというものである。
久し振りに妻がユニクロ以外の服を買ってくれた。さて、これを着てどこにいこうか。