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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2015-02-17-Tuesday 核廃棄物処理問題

夜のニュースで

放射能廃棄物処理に関しての会議の模様が伝えられた。今日の昼に東北地方で2回の大きな地震があったその日に会議をしたのなら何と間の悪いことだろうか。

世間一般の放射能廃棄物に関してのイメージは、3.11の東日本大震災に於ける福島第一原発事故の以後は最悪の状態であろうことは想像に難くない。

原子力発電所を再稼働させれば、当然ながら放射能廃棄物、いわゆる核のゴミが出る。この核のゴミの処理方法に関しての会議だそうだ。

ニュースでは、これまで、政府はこの核のゴミの最終処理してくれる自治体を募集していたのだと云う。つまり、自ら手を挙げて欲しいと言っていたということだ。しかし、これまで、ただの一ヶ所も手を挙げた自治体は無かったという。そりゃ〜そうだろうなぁ〜。

私は科学に関してはド素人だから放射能についての詳しいことはよく解らないが、高濃度放射能廃棄物は10分程度の短時間でも、人間が近くに寄ると生命の危険がある代物だとも言っていた。

それを全国各地の原発から集めて来て、地下数百m(ニュースでは300mと言っていたが)に埋めて置くのだという。この放射能廃棄物が完全に無害化するまでには十万年ほども時間が掛かるのだとも言っていた。

地震大国の日本で、果たして安全な場所というのが存在するのだろうか?

今後は、有望な地域を国が見つけて、その地域と交渉するらしいが、これは、基地に反対する沖縄以上に、地域を挙げて大反対するであろう。

もしも、放射能が漏れでもしたら、その地域周辺は福島第一原発どころの騒ぎでは済まされないだろう。

そんな危険と思われるものを、進んで受け入れようとする地域など、この日本には恐らく無いだろう。かと言って日本以外の場所に持って行くことも出来まい。自国のゴミは自国で処理しろというのが大原則だ。

沖縄の基地問題と同列に語ることも出来ないが、基地よりもはるかに危険だと思われる代物であるし、いくら補助金をもらったって安心して住めない地域になっては、元も子も無い。税金をジャブジャブ注ぎ込んでどのような振興策を取ったとしたところで、余所から人が、観光やレジャーに来るわけもないだろうし、そこで作る食料も、たとえ安全であろうと風評被害で売れるはずがない。

それほど放射能に対するアレルギーというか、恐怖というかが、3.11以来、日本人に染み込んでしまったと思う。

これ以上の放射能廃棄物を作り出してはいけない。つまりは原発再稼働は止めるべきだ。その上で、これまでに産み出してしまった核のゴミ処理問題を考えなければならないと考える。