ゴルフ愛好者の会が毎年実施している冬期間のゴルフ遠征旅行に参加した。
雪の降らない地域に暮らすゴルフ好きの人には理解できない感覚であるかもしれないが、北海道のように雪が積もる地域に暮らすゴルフ愛好家にとって、11月〜4月末までの5カ月間もゴルフが出来ないというのは、かなり辛いものがあるのである。
2月末ぐらいまでは、オフシーズンと諦めて、まったくゴルフクラブに触らないのも、一種の気分転換にはなるのだが、3月になってプロゴルフが始まると、もう身体がウズウズしてくる。
今年は、冬期間のゴルフ遠征はある事情で諦めていた。先月にあった別のゴルフ遠征に出発直前で参加を申し込んだのだが、締切日をとうに過ぎていたので参加が出来なかったのである。が、そのことが、ますますゴルフをやりたいと云う気持ちに火を付けたようであった。
最初の参加申し込み締切日もかなり過ぎていたのだが、念のために事務局に聞いてみたら、空きがあったようで急遽、参加することが出来たのであった。
今年の遠征場所は長崎の「パサージュ琴海ゴルフクラブ」と「ペニンシュラゴルフクラブ」の2ヶ所である。
パンフレットを見ると、リゾートホテルに泊ってゴルフだけをする予定である。どちらのコースもプレーしたことがないので楽しみである。
このゴルフ遠征には、ジンクスがあって、ここ3年連続で、天候不順の為に飛行機が飛ばずに日程が狂うのである。
今朝の天気は案の定、大雪である。8:00に同行者が自宅に迎えに来てくれることになっているが・・。
インターネットで飛行機の運航状況を調べたら、羽田空港から帯広空港に来る第1便の欠航が載っていた。この飛行機の折り返しで羽田空港に向かう予定が早くも狂ってしまった。
すぐに旅行会社の担当者に電話したら、第2便を押さえたと云うが、外はまだ激しく雪が降っているから、このままではまた欠航だなぁ〜と思っていた。
もう一度、ネットで調べたら、第2便は羽田空港を15分遅れで飛びたったが、帯広空港が雪で降りられない時は、羽田空港に引き返すか新千歳空港に降りることになると云う。
再び、旅行会社の担当者に電話したら、一応、12時に帯広空港に集合して欲しいと云う。後は、飛行機の到着待ちの状況だ。
帯広空港に降りることが出来れば、飛ばないということはない。帯広空港には飛行機を駐機する格納庫がないから、留め置くことが出来ないから、降りたら必ず飛び立つのだ。
午前中は自宅周りの除雪をして、11:00に自宅に迎えに来てくれた同行者と3人で帯広空港に向かった。
雪はまだ激しく降っている。道路の除雪もまるで出来ていない。帯広の高速道路は一車線しかないから、誰かが事故でも起こしてしまうと、高速道路を降りたくても降りられなくなってしまうから、危機管理で、国道を行くことにした。しかし、国道すらまだ除雪がされていない。
運転者が途中から、国道ではなく空港へ向かう最短コースの道に入ってしまった。まったく除雪がされていないし、周りは畑ばかりである。しかも雪がまだ降っているから、いわゆるホワイトアウト状態で、道路と畑の境目も分からない。案の定、車が2台も畑に落ちていてJAFがけん引作業をしていたのであった。
我々3人は無事に空港に到着したら・・・。
この落ちた人というのが、同行者のKさんだと云う。果たして間に合うのだろうかと心配になったが、どうすることも出来ない。
飛行機は到着はかなり遅れたが、帯広空港には何とか到着した。この遅れたお陰で、このKさんもギリギリ間に合ったのであった。
羽田空港で長崎空港行きに乗り換えて、19:30にようやく夜の長崎空港に到着したのであった。
ホテルのある場所は、長崎空港のある大村湾を挟んで西側の半島にある。船で大村湾を30分横断して到着した。外が真っ暗なので景色はまるで見えない。
21時に遅い夕食をホテルでとってその日はさすがに就寝したのであった。