マジックショーのことが、9日の北海道新聞朝刊に掲載されたことで、見学希望者が殺到してしまった。
当初はアマチュアマジシャン4人の仲間内だけでマジックを披露し合う会を予定していたのだが・・・。
「観客は入れないのか?」との新聞記者の問いに、その場に居たマジシャンと相談したところ、会場の大きさには制約がある、でも10名程度になら見せようかとなった。
我々4人はアマチュアマジシャンでもあるから、入場料を取ることは考えていなかったので「無料」で10名限定として、その件を記者に伝えたのである。
ところが・・・。
これがマズカッタ。連絡先にした私の携帯電話が、9日朝から鳴りっ放しなのである。
人間は「無料」とか「限定」とか云う言葉に反応するものだという事を、記者に伝えた時点ではスッカリ忘れていたのであった。
瞬く間に10名を越えてしまい、その後も電話が鳴りっ放しの状態である。しかし、当初に予定していた会場は窮屈を我慢してもらっても15名が限度の広さしかないのだ。
申し込みしてくれた方々には「場所を替えて30名程度なら入れる会場に変更するかもしれないので、一応、保留と云うことで2〜3日の時間を下さい」と云っておいたのであった。
クロース・アップ・マジックという少人数に見せるマジックを主流にしているから、50名を越えるとちょっと座が持たない。せいぜい30名が限度である。
しかし、せっかく申し込んでくれた方々には、今回が最初で最後のマジックショーになるので是非とも見せてあげたい。
まぁ、私のビルの中には、丁度良い場所もあるにはあるので、イスをセッティングしてみて可能か不可能かの検討をすることにした。
普段は教室などに使用している平場の会場で、マジックを演じるテーブルを挟んで、イスを5〜8個ほどを5列も並べると最後尾の客は前列の観客の頭が邪魔で、テーブル上が見ずらくなってしまう。
マジックの場合は観客を左右に広げ過ぎるとタネが見え易くなってしまうから、会場は狭くしか作れないのだ。
後方2列のイスを、別会場から高さ30㎝ほどのステージを運び込んで、そのステージ上にイスを並べてみたら、後方の観客もバッチリと見えるようになった。
普段は教室用の会場なので、照明が蛍光灯だけである。これでは見栄えがしないので、スポットライトを数個運び込んでマジシャンの手元を明るくするようにしてみた。
まぁ、何とかマジックの会場らしい雰囲気が作れたので、観客数を30名にまで拡張することにしたのであった。
マジシャン一人の持ち時間を15〜20分として4人で1時間程度のマジックショーにするつもりである。
私も練習しなくっちゃ!乞うご期待である。