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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2015-03-18-Wednesday ブログ

最近、ブログに対して

過剰に反応する人間が多いように感じる。

今朝の新聞に以下の内容の記事が載っていた。

17日、留萌市議会は議員定数削減問題の採決経過などをブログに批判的に書いた鵜城(うしろ)雪子市議(59)に対し、「議会を冒涜するものだ」などとして、ブログの削除と謝罪を求める決議案を賛成多数で可決した。

決議案は4会派のうち3会派の市議4人が提出。議長と退席を求められた鵜城市議を除く14人で採決し、賛成13、反対1だったという。

問題にされたブログは1月5日付のもので、定数削減問題を議論した昨年8月の特別委員会で「定数2減」「定数1減」「現状維持」の3案に分けて採決した結果、それぞれ賛成が3、5、7となり、いずれの案も16人の委員の過半数に達せず、委員長判断で定数16の現状維持が決まった経緯を議員の実名入りで書いたものだ。

鵜城市議は市民アンケートで54%が削減を求めていることや、特別委で定数削減自体には半数の8人が賛成しているにもかかわらず削減が実現しなかったことを不満として「腹立たしい」と採決方法などを批判したという。

これに対し2月、特別委の野崎良夫委員長(72)が「名誉を傷つけられた」として、議会として対処するよう小野敏雄議長に申し入れた。これを受け各会派が対応を協議し、鵜城市議が謝罪を拒否したことなどから、17日に決議案が提出されたという。

決議では「委員会での異議の確認に対する発言や本会議での意見報告といった議員の基本的権利を行使することなく、議会を誹謗中傷するがごとき行為については、議会の規律を無視し、議会そのものを冒涜するものだ」などと鵜城市議を非難した。

これに対し鵜城市議は「誹謗中傷の意図はなく、客観的に書いたつもりだ。懲罰的な決議を議会の意思として行うことは、一種の言論封殺だと感じている」などとコメントしたというが・・・。

この経緯をみると、確かに、議会が言う通り、鵜城市議は、議員として議会で発言をしないで、ブログで批判しただけなのは議員としてはキチンと仕事をしていないことになる。これは確かにいただけない。

しかし、このブログの一体どこが名誉棄損に当たるのだろうか?

本気で定数削減をするつもりなら、鵜城市議の言う通りに、この採決の仕方はオカシイと思う。

新聞記事を読む限りは、経緯を書いてあるだけのように思える。むしろ、留萌市民に取っては、議員定数削減が否決された経緯がよく分かって、かえって市民の為になっているように思うのだが・・・。

でも、この「ブログの削除と謝罪を求める決議案」が可決されたことで、これから全国的なニュースになるであろうから、逆に留萌市議会の見識が問われることになるだろう。可決した留萌市議会にとっては、とんだヤブヘビになるのではないだろうか?