5人集まって22日16時から、坂本ビルの4階の会場でマジックショーを開催した。
転勤族の3人の内の2人が、4月に転勤で移動になったり、一人は会社を辞めてプロマジシャンに転職するのである。
だから、このメンバーが帯広で揃ってマジックを演じるのはこれが「最初で最後の」機会になるであろう。
会場の設営も何とか見栄えがするようには造ることが出来た。観客も入場料が無料なのだから、多少見ずらくても我慢はしてくれるだろうと思っていたが、予想よりは遥かに見易い会場になったと思う。
観覧希望者は、新聞を見て応募して来た人達だから、私はほとんど知らない顔ばかりである。演技の前説で「タネを見破ってやろうとか考えずに不思議な現象を楽しんで上品に見て欲しい」と言っておいたのだが、皆、質の良い観客ばかりで、会場はとても雰囲気が良かった。
やはり、マジシャンの人の子であるから、質の良い客なら乗ってくるし、質の悪い客ならサッサと止めたくなって、適当なところで切り上げたり、はしょってしまうものである。
マナー良く見るのは観客にとっても得なことなのである。
取材の新聞記者なども含めると40名弱の観客が入ったのであった。
出演者は、マジックを趣味としている「ゴーマル爆弾」というスナックのマスターも参加して5人で演じた。
出演順に書くと、まずはマスターが「カードマジック」を演じた。二番手が私で「カップ&ボール」とトニー・スライディーニの「ペーパー・ボール・イン・ザ・ボックス」を演じ、三番手はマジマジシャンで「コーラの復活」「ビル・イン・ザ・キーウィ」「カードマジック」などを演じた。
ここまでは順調に一人15〜20分の演技時間であった。
4番手がミスター・セリックであったが、「紙幣のチェンジ」「ワインボトルのプロダクション」「スプーンベンディング」など数種類のマジックを演じたが、乗ってしまって何と45分間も演じたのであった。途中で撮影していたビデオの電池が切れてしまい、彼の演技の後半が未収録になってしまうハプニングがあったのは残念である。全員の演技をビデオに収録しておきたかったのに・・・。
ラストは、4月からプロマジシャンとしてデヴューすることになったスペンサー・トリックス。
彼も「ワイン」「タバコ」「危険術&予言」「ロープ」など数種類のマジックを演じた。
18時からイタリアンレストランの「センナリ」で予定していた送別会は大幅に遅れて18時45分からのスタートになった。「センナリ」は日曜日が休業日であったのだが、無理を言って開けてもらい貸し切り状態にしてもらったのである。
私の妻と、マジマジシャンの奥さんも合流して、7人でマジック談義に花を咲かせ、楽しいひとときを過ごしたのであった。
このメンバーが揃うのはこれが最後かと思うととても残念である。