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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2015-04-21-Tuesday 本の完成

去年の10月から出版準備をしていた

3冊目の著書、観光カリスマ坂本和昭エッセー&コラム集「人間万事塞翁が馬」(クナウマガジン社刊)が完成した。

21日の午前中に、印刷会社が10冊だけ製本して持って来てくれたのだ。

本格的な配本は来月7日になるという。全道各地の本屋で、クナウマガジン社(雑誌スロウなどの出版会社)の書籍を取り扱っている書店で1冊1000円(税別)で販売される予定である。

まずは、著作権の関係から、読売新聞社、北海道新聞社、十勝毎日新聞社に送らなくてならない分の10冊を先行して製本してくれたのである。

各新聞社に送る前に、自分でサッと目を通してみたが、なかなか良い出来栄えである。

老眼鏡をかけなくても見える大きさの文字にしたので、総ページ数は357頁にもなってしまったが、とても読み易い本であると思う。

1999年1月から今年の3月までに書いてきた、北海道新聞社37編、読売新聞社27編、十勝毎日新聞社70編など等を掲載したのだが、それにしても、我ながら良くこんなに書いていたものだと感心する。

一度に書けと言われても、とても書けるものではないが、15〜6年間もの時間があったから書けたのである。

自分の書いた文章が、公器とも言える新聞紙上に掲載されるというのは、そうそう出来ることではないだろうと思う。

載せたくて、読者欄に投稿したとしても、そうそう簡単に掲載されるものでもないだろう。

執筆者として、連載させてもらえるのは、とても名誉なことである。

新聞に自分の意見が掲載されるということは、かなり緊張を伴うものでもある。

幸い、これまで、激しい抗議にあったということはなかったが、読者側の文章読解能力の欠如に依って、まったくの勘違いをされて、会社まで抗議に来た人が居たのには驚いたという経験がある。

私は、相手が非難するような事は一言一句も書いていないのだが、勝手に思い込んで抗議を受けたことがあったのだ。

そもそも、言論の自由というのは憲法によって保障されている権利である。だが、権利だからと言って何を書いても良いわけではないのは勿論である。

しかし、自分はこう思うという意見に対して、私はそう思わないという人が居るのは当然であろうが、考え方が間違っていると意見をしに来るのは如何なものであろうか?

文章というものは、読者側の受け取り方によっては、作者の意図とは随分と異なった印象になるのだなぁ〜ということを、その時に感じたのだった。

そんな経験があるから、昨今の政府のメディアに対する圧力に対しては、嫌〜な気分を感じている。

他人の文章に対しては「そうか、そんな考え方もあるんだなぁ〜」で良いではないか。そんなことをフッと感じたのであった。