«前の日記(■2015-06-09-Tuesday) 最新 次の日記(■2015-06-11-Thursday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2015-06-10-Wednesday 国会答弁

10日、国会の特別委員会の質疑で

民主党の辻元清美議員が、「安保法制を合憲と考える学者がたくさんいる」と豪語していた菅義偉官房長官に対して「勝負どころだ。(合憲派の学者が)こ〜んなにいる、と示せなければ、法案は撤回した方がいい」と迫ったところ、 菅義偉官房長官は、合憲派の学者については「10人ほど」とし、長尾一紘中央大名誉教授、百地章日本大教授、西修駒沢大名誉教授の3人の実名を挙げ、「数(の問題)ではない」と述べた。

私は、個人的には辻元議員をあまり好ましく思ってはいないが、今回の政府のやり方も好ましく思っていない私としては、菅官房長官は一本取られた格好で小気味は良かったが・・・。

しかし、国会と云う場において、本質の論議をせずに、言葉のあげ足とりばかりやっている野党に対しても腹立たしい思いを持っている。

国会では、与党も野党も、もっと真剣に議論をしてもらいたい。

何だか、小学生の口喧嘩を聞いているような、情けな〜い気分になった。

政府は学者が決めるものではないと突っぱねているが、法案の廃案を求める憲法学者は200人を超え、安保法制違憲論は日増しに強まっている様相である。

以前のブログにも書いたが、日本は法治国家であると言っているのだから、法律によって動かなければならないのが最大の原則である。

憲法の解釈だけで、戦争に関わるような重大なことを変えて良いはずがないではないか。

姑息な手段を取らずに、正面から憲法改正を訴えればよいのに、政府側も憲法改正は難しいと判断してのことなのであろう。

しかし、こんな国民の信頼を損ねるような姑息なことばかりをやっているから、余計に憲法改正が遠のくのである。