バーディコヤマさんがこの6月末で新潟に移転すると云う。
そのバーディさんの送別会が22日18時から札幌のジャスマックプラザホテルで開催されたので出席してきた。
バーディコヤマさんは、デパートでマジック用品を売る会社テンヨーの実演販売人(ディーラーと云う)からプロマジシャンになった人だ。
私の師匠の故ジミー忍師も同じテンヨーのディーラー出身であるから、いわば兄弟弟子みたいな間柄である。
このテンヨーのディーラー出身のプロマジシャンには有名マジシャンが大勢居て、初代の引田天功、島田晴夫、八田加寿雄、ジミー忍、バーディコヤマ、ミスターマリック等も皆そうである。
私がバーディさんと初めて会ったのは、私が大学生の時に、毎週の様に水道橋のトリックスというマジック用品販売店の布目貫一さんの所に通っていた場所だ。そこにはプロマジシャンもよく顔を出していた。そこで大学に入りたての昭和51年に色紙にサインをもらったのが初めてであった。
その当時は、若くて、まだ髪の毛もフサフサでとても恰好良かった正統派のマジシャンであった(この日は頭も坊主刈りにしていて往年のイメージはなかったが・・・)。
バーディさんは37年前の昭和54年に札幌に来たという。
私が大学を卒業したのが昭和55年であるから、その前年である。
師匠のジミー師がいずみたくさんと組んでマジックミュージカルを作り、全国を公演していて北海道に来たときに、私も、釧路、帯広、札幌と一緒に回ったのであった。
札幌公演を終えた夜に、師匠夫妻と私の3人で、バーディさんのやっていたマジックバー「マジックキャッスル」を訪ねたのであった。
その時から、同じ北海道在住と云うことで懇意にしてもらっていたのである。
新潟に行ってしまうのは残念であるが、後進を育てるというから、若い優秀なマジシャンを多数育ててもらいたいと思う。
この日の送別会はディナーショー形式になっていて、これから新潟で育てる19歳の初弟子の四ッ玉の演技、プロマジシャンのケン正木のカラオケマジック、ジャグラーの天兵のジャグリング、そしてトリにバーディさんの演技があってなかなか面白かった。
1次会は9時に終えたのだが、近くのマジックバー「ろぽっさ」に会場を移して2次会が始まり、4月から帯広勤務の金融機関を辞めて、札幌でプロマジシャンとして活躍しているスペンサー・トリックスさんを呼び出して夜中の2時までドンチャン騒ぎをやった。
このところ0時過ぎまで飲んだことがなかったから・・・。私も体力がなくなってしまったものである。