小学2年生の時から、春・夏・冬の休みの際に、たった一人で札幌や留萌の親類の家に遊びに行っては小遣いを集めていた子どもであった。
当時は私が一人で列車に乗っていても、家出と間違われたこともなかったし、車掌から何かを言われたこともなかったから、昭和40年代では別段不思議なことではなかったのだろう。
我が家の両親も子どもが一人だけじゃ危ないなどと云うこともなかったから、平気で子どもの一人旅をしていたのだった。
「子どもだけで旅行してはいけない」と初めて言われたのは、中学3年生の時の札幌オリンピックの時にクラスメート8名でオリンピック見学に行った時であった。当時の担任が「保護者同伴でなければ行ってはいけない」と言うのである。
前年のプレオリンピックの時は、私が一人で行ったから学校に届け出ることもしなかったし、いつもの札幌の親類の家に遊びに行くついでに観に行ったつもりであったから何のおとがめもなかったのに・・・。
8名で行くとなると、中には心配する親が居たのだろう。担任に相談したらしく発覚してしまったのであった。発覚と云っても私は内緒で行くと云うつもりも全くなかった。私にとっては、いつもの一人旅の延長線上の話であって、旅慣れた札幌へ行くのは、オリンピックであっても別段特別なことではなかったのである。
結局、札幌に居た当時大学生だった私の従兄弟に頼んで引率をしてしてもらうことで学校側の了承を受けて行ったのであった。
以来、複数の旅は余計な事だという認識が出来てしまった。
それほど昔から旅行をしているから旅慣れているし、旅で疲れるということもなかったのだが・・・。
今回の、19・20日の東京、22・23日の札幌の旅は何だかとても疲れた。23日は札幌から帯広に戻ってすぐに駒澤大学の役員会に出席し、終了後にまた酒を飲んだことも原因かもしれない。
昨夜、札幌で夜遅くまで酒を飲んでいて寝不足ということもあるだろう。旅先ではやたらと歩き回るということも原因かもしれない。
飛行機内や列車内で十分に寝ても疲れが取れないのである。年を取ったということなのだろうか。
今後は、昔のままの感覚で旅行をすると体力が付いていかないことも出てきそうだ。
旅は今後も続けたいから、これからは年齢に合わせたスケジュールを組むことにしよう。