«前の日記(■2015-06-29-Monday) 最新 次の日記(■2015-07-01-Wednesday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2015-06-30-Tuesday フザケルナ!

フザケルナ!と怒鳴りたくなることばかりである。

新国立競技場の問題だ。総工費が約900億円増額の総計2520億円掛かるという計画見直し案が29日明らかになった。

本当に建築可能なのかと、建築の専門家からも、なんやかんやと疑問を投げつけられてきたデザインは変更しないという。

完成時期は当初予定の2ヶ月遅れの2019年5月末であるそうな。

なぜ、この完成時期なのか?

これには、どうも首相時代にサメの脳味噌と言われた森喜朗がアヤシイ!自身が関係するラグビーのW杯にどうしても間に合わせたい意向の様である。

ここ最近のオリンピックのメインスタジアムの建設費用は高くても650億円程度らしいが、これでは4倍である。ドンブリ勘定なんて言うのもドンブリに申し訳なくて憚られるほど杜撰な計画だ。

新国立競技場のデザインをしたザハ・ハディド女史の案を、コンペで採用した責任者である建築家の安藤忠雄が知らんぷりしているのも無責任極まりない。出て来て何かコメントしろよ!

予算オーバーなんて程度の問題ではない金額だ。零細の民間企業なら予算が10%上回っただけでも、即計画見直しであろう。そうでなければ、会社が倒産するし、個人なら破産してしまうだろう。

文科省の官僚や政治家連中は、どうせ自分の金ではないと思っているようだが、もしも自分の家や会社だったら、こんな無謀な計画を了承して遂行させるのか自問してみたらよい。

当初、金を掛けないオリンピックということで招致したのではなかったか?

ニュースでは、スポーツ選手の育成費用まであてにしているという、一体何の為にこの競技場を建設するというのか?

これでは本末転倒も甚だしい。

おそらく、建築を始めたとしても工期には間に合わないだろうし、予算は更にオーバーして3000億円以上は掛かるだろう。世界のモノ笑いの種を提供するようなものである。

3.11の復興も、福島第一原発の処理もまだできていないのに、こんな巨額の無駄使いをしていていいのか?

コンペのやり直しをするか、それが間に合わないならメイン会場はどこかの既存の会場に変更するべきである。

このバカバカしい計画は即刻止めるべきだ。

責任を取らないクダラナイ連中の面子なんてサッサと捨てさせろ!