何かに呪われているんじゃぁなかろうか? と感じるほどにトラブル続きである。
メインスタジアムである新国立競技場の建設問題は、白紙に戻ったというが依然として、責任の所在がハッキリしないままである。
文部科学省の担当役員であった久保公人スポーツ・青少年局長の自発的辞職という事実上の更迭人事で幕を引きたい意向の下村文科大臣であるが、一官僚に決定権がある訳ではないのだから、その責任は大きいにしても、決定権を持つ大臣の辞任が必要であろう。
今回の白紙撤回で、60〜100億円ほどのお金をドブに捨てることになると云う。金額が定まらないのは、デザインしたザハ・ハディド女史からの損害賠償請求がどれくらいになるか分からないかららしい。
率にすれば、100億円なら2520億円の4%程度だから安いもんだとでも言うつもりなんだろうか?
100億円あったら、地方都市の体育館なら立派なものが建設できる金額である。
どうもこの国の政治家も官僚も、自分の懐を痛める金ではないものだから、金銭感覚が完全に麻痺しているようだ。
そうこうしている内に、この新国立競技場問題から目を逸らす意図なのか唐突にオリンピックとパラリンピックに使用するロゴマークが発表されたが・・・。
今度は、デザインがベルギーの劇場のものと酷似しているとかで、国際的な訴訟云々という話が出てきたようだ。
挽回しようと慌ててやるから、こう云うミスが出るのだ。
果たして、デザイナーが盗作したのか、単なる偶然なのか。
まぁ、こうもトラブルが続くと、心配なのは、招致活動で安倍首相が世界に大見得を切った「福島第一原発はアンダー・コントロール(制御下)だ」と大嘘を言った点だ。
まだ、何ひとつ解決していないのに・・・。
今年は、日本のあちらこちらで火山が噴火したり、地震が発生したり、ゲリラ豪雨などの災害も頻発してる。
川内原発を再稼働させる準備をしているが・・・。
こうも呪われていると、何だか怖いことが起こりそうで嫌〜な感じである。