いや、実は何も考えていないのかもしれないなぁ〜。
帯広の中心街で毎日曜日に開催されている「帯広まちなか歩行者天国」。2日の夜に行なわれた映画の野外上映会では、関係者が映画上映の邪魔になるからと西2条通り(平原通り)脇の街路樹1本を無断伐採していたことがわかった。伐採で高さが半分ほどになったと云う。
7月下旬に視界の邪魔になるからと、ワイガヤ十勝のボランティアスタッフが無許可で伐採をしたのだと云う。
映画の野外上映会は、十勝出身者らでつくる「ワイガヤ十勝(柏尾哲哉代表)が主催。藤丸デパートの東側壁面に縦5m、横7mのスクリーンを設置し、平原通りから鑑賞した。
ホコテン事務局ではワイガヤ十勝側から事前に街路樹が邪魔という相談を受けて、別の投影方法を提案していたが、伐採は上映当日まで報告を受けていなかったと云う。
道道の街路樹を伐採する場合は、道路法に基づき北海道への承認申請が必要になる。
街路樹を管理する帯広建設管理部は原状回復を求める考えだと云う。
新聞には平原通りの商店主が「一過性のイベントの為に景観を損なうのは許せない」と憤った。とのコメントが載っていたが、まさにその通りである。
ものごとの優先順位が自己中心的になっているようだ。
イベントというのは「与えられた状況の中で最善の方法を模索する」のが基本である。「与えられた状況」を「自分の都合の良い状況に変える」なら、それこそ何でも出来てしまう。
安倍首相の憲法解釈の変更にも、どこか通じるような危険な考え方であろう。
「公共の樹や花を手折っちゃいけないのは子供ですら知っているのに、いい大人が何人も居てバッカじゃぁないの!」と妻も呆れていた。
私もこればかりはまったくの同感である。