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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2015-08-25-Tuesday Chai

「Chai(チャイ)」9月号に、

地元、十勝のフリー(無料配布)雑誌「Chai(チャイ)」の9月号が届いた。

地元の企業の広告が紙面のほとんどを占めるフリー雑誌とは云いながらも190頁もある雑誌で、毎号、何等かの特集記事の頁を組んでいる。

9月号の特集記事は10頁分のスペースを使った「十勝昭和物語」と云う題で「昭和レトロ」を題材にした特集である。

その中に、帯広の歴史のある企業が、数十年前に地元の新聞社「十勝毎日新聞」の広告欄に掲載した新聞広告を基に、その企業が現在どうなっているかを比較してみせる「時代を映し出す新聞広告で見る昭和の帯広」と云うコーナーがある。

「山下家具店」「浅原栄陽堂」「メガネの文明堂」「㈱杉浦」と一緒に我が「坂本ビル㈱」の5社が掲載されたのであるが、この5社の中では、我が社の創業年が一番古くて明治37年であった。

今回のChaiに掲載されたのは、オープン前日の昭和44年10月30日に勝毎に載った「サニーデパート」の広告で、オープン記念に日産自動車の「ダットサン1000」が抽選で一人に当たるという豪華な景品が目に付く広告であった。

昭和44年と云えば、帯広ではまだ高卒の初任給が1万円になったばかりの時代である。日産「サニー」は大衆車とは言えども、当時の新車は約40万円の価格であったから、ものすごく話題になったことを憶えている。

今回のChaiには、もう1ヶ所、私のことが掲載された。

巻末の「Chai NEWS」と云うコーナーに「マジック博物館」の記事が載ったのである。

記者が、坂本ビルの昔の写真を貸して欲しいと事務所を訪ねてきた折に、整備中の「マジック博物館」を見せたら、面白いから記事にしたいと、こちらの方も取材していったのだ。

同じ雑誌の別々のコーナーに2ヶ所も載るなんて・・・。

いや、3ヶ所であった。

もう1ヶ所は表紙に使われた昔の新聞の記事中にも「坂本勝玉堂」の名前を見つけたのである。

表紙には4枚の新聞が使用されているが、右下側の「昭和4年11月2日号」の「祝 帯廣中札内間新線開業」の広告である。

漢字が旧字体なのと、右から左へと書かれてあるのが、いかにも時代を感じさせる。

中央段の左端に「帯廣 西二ノ九 坂本勝玉堂」の文字が見える。ちょうど雑誌中央の黒文字で「[特集]十勝昭和物語」のすぐ下の右側と言った方が見つけ易い。

こうやって、父や祖父のやったことが紹介されるのも嬉しいものである。