と云う本を書かれた元山梨県立大学教授のIさんが帯広を訪れるから会いたいという。
この本を執筆するにあたり、観光カリスマに選出された100人全員に実際に会ってインタヴューをしたというからすごい。
観光カリスマに選出された100人は、北は北海道から南は沖縄県まで、日本全国の各都道府県に散らばっているから100人全員に会うのは大変な労力であろう。
私も数年前にインタヴューを受けた後からは、何度か手紙やメールなどでやりとりをしていた。
26・27日と帯広で、まちづくりの研修会があるので、それを受講しに来たというから、まちづくりに費やすエネルギーは大変なものであると感じる。
研修会終了後の夕方に坂本ビルで待ち合わせたのであった。
ひとしきり、会話した後、まずは整備中の「仮称:マジック博物館」を見学してもらった。
ちょうど、昨日配られたフリー雑誌のChaiのNEWSに、このマジック博物館が載ったばかりであったからタイミング的にはバッチリである。
きっと、全国で紹介をしてもらえるであろう。
私が「観光カリスマ」に選ばれたのは「北の屋台」を創った功績によるものであるが、私は2007年3月末に北の屋台から卒業しているので、Iさんは、私が卒業した後の北の屋台などがどうなっているかを知りたいと云う。
現在の帯広は「屋台村」を勉強するには最適の場所であろう。
形式の異なる3つの屋台村がほぼ一ヶ所に固まっているから比較し易いのである。
まずは、北の屋台の卒業生の店「らくれっと」「Anna・Anna」の前を通り、恵小路を抜けて名門通りまで出る、この恵小路にも卒業生の店「うさぎのしっぽ」がある。
名門通りから「十勝乃長屋」の中を西に向かっていくことにした。ここにも「瑚遥」と云う卒業生の店がある。
次は「北の屋台」を通過し、そして「うまいもん通り」へと歩く。ここにも「オブリガーダ」と「御多幸」の2軒の卒業生の店がある。
すぐ近くには卒業生の「センナリ」と「えん」と云う店もあることを紹介しておいた。
この150mの通路は、実に面白い。それぞれの屋台村の特徴が現われているから、実物を見せながら説明が出来るのである。しかも卒業生の店もたくさんあるから、更に卒業後の状況の説明も出来るのだ。
説明を受ける側も、実際の営業を見ながら比較が出来るから、その違いが鮮明で分かり易いと思う。
最後に通った「うまいもん通り」で北の屋台の卒業生の店「オブリガーダ」に入ることになった。
ここの店主のMさんは、北の屋台に入った1期目には、飲食業の経験がまったく無いど素人からの出発であったから、一番その成長を見せられると思ったのである。
Iさんも満足してくれたようで、美味しく、楽しい時間を過ごしたのであった。
こうして、訪ねて来てくれるのは嬉しいことである。