「十勝あるき之図景」と云う印刷物がある。
説明文には「十勝あるき之図景は、地図で辿る現在を一生懸命に生きる十勝人記」とある。
A2一枚の紙に、これまでは各町村毎に、裏側には地図を、表側には「町人きたる。」と題して、支店スタッフが集めた情報に基づいて、その支店のある町の熱い人々を写真入りで紹介しているモノだ。
来年3月には、帯広信用金庫創業100年に合わせて、これまでの集大成の冊子にして発行するそうだ。
帯広本店の信金の取材担当スタッフから、私を取材したいとの依頼があった。
集大成版を作成するにあたっては、信金職員だけでは心許無いとのことで本職のライターが同行して取材をするという。
取材のテーマは「まちづくり」「北の屋台」「大道芸」etc.の中から選びたいと云うが、私が選んだのはもちろん「マジック」である。
いずれも大本は趣味の「マジック」から派生していると思うからだ。
2日の11時から取材を受けたが、取材場所には「仮称:マジック博物館」を指定した。
写真付きの取材で、しかもテーマがマジックなら、博物館を整備中だというニュースを加えたいと考えたからだ。
40分程度の取材時間と云う予定でスタートしたが、話題が多過ぎて時間が押しに押しまくってしまった。
結局終了したのは12時20分で、予定の倍の80分も時間が掛かってしまったのだった。
ライター氏曰く「一人一人のスペースが決まっているので、ここで聞いた話が全部載るわけではない。かなり短くなってしまうが・・・」と云うが、それは先刻承知である。
私も、本を3冊出版しているから、その辺の事情は分かっているつもりだ。膨大な取材の中から、いかに限られた字数にまとめるかが執筆者の腕のみせどころなのである。
自分で書くのと違って、第三者が感じたことを客観的に書いてくれるだろう。
はたして、どのようにまとめてくれるのか楽しみである。